暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十一話 合流 1
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


キャロの言葉に、オレもティアナも頷いた。

「ああ。スバル、お姉ちゃん子だからね。ギンガさんも、スバルに結構甘いし」

結構甘くてこの戦闘かよ!おっかなすぎるぞ!

「だから全力でぶつかり合えるって、どれだけ考え方が筋肉なんだよ……」

思わず呆れた声を上げちまったよ。その考え、漢の考え方だぜ。

オレの言葉に、ティアナ達が苦笑いをした。どうやら、同じように思っていたらしい。

「スバルはだいぶ使えるようになったな」

シグナム副隊長が、高町隊長に話しかけた。

「入隊以降、ずっとクロスレンジの基礎固めをしてきましたから」

高町隊長が、教導官として教え子が褒められた事が嬉しいのか、微笑んでそれに答えた。

オレも、あんな風に隊長を笑顔にする事ができるのかな?と余計な事を考えてしまう。

「アタシとなのはが、毎日毎日ブッ叩いて鍛えてるしな。あれくらいは……」

素っ気なくヴィータ副隊長が言うけど、満更でもなさそうだ。

オレもブッ叩かれてますけどね!デッドラインギリギリまでね!

シグナム副隊長とシスターがいる時は、うっかりライン超える事も何度かありましたしね!

攻撃力や機動力はスバルに負けるけど、防御力と耐久力ならそれなりに鍛えられている自負はあるが、目の前のバトルをみてるとそれもまだまだだなと思う。

それだけ、スバルとギンガさんの模擬戦は凄い物だ。

そのバトルがさらに加速する。二人は互角に打ち合っているように見えるが……

「ん?終わるか」

オレがそう言ったと同時に、二人は停止した。

スバルはリボルバーナックルを脇に構えて、ギンガさんはナックルをスバルの顔の前で止めていた。

一息間の差。

それが明暗を分けた。

「はーい、そこまで!」

高町隊長が終了を告げる。

「あぁ!スバルさん、惜しい!」

エリオが残念そうな声を上げる。いつも一緒に訓練をしているから、スバルに感情移入してしまうのはしょうがないか。

でも、本当に凄いバトルだった。

もしギンガさんと模擬戦をしろと言われたら、素直に辞退しよう……





outside

「いいね、いろいろ上手くなった」

思った以上にスバルが強くなっていた事に、ギンガが笑みを漏らす。

「あー。まだまだ全然!」

全力でぶつかって、力及ばず。スバルはガックリと肩を落とす。

「そんな事はないよ。さあ、戻ろ」

いい勝負をした事で満足しない妹に、ギンガは頼もしさを感じていた。





「反応は悪くなかったぞ。スピードが追っつかなかったか」

「あ、ありがとうございます」

模擬戦を終えて戻ってきたスバルは、ヴィータのアドバイ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ