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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十一話 合流 1
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のやり取りを見ていたスバルは、自信に溢れた笑みを浮かべた。





アスカside

「はぁっ!」「くぅっ!」

二つのローラーが地面を駆ける。

一つは妹を追いつめるべく、もう一つは姉の攻撃を避ける為に駆ける。

なーんて、ちょっとシリアスに言ってみたけどさ。

そう言いたくなるような、マジメな戦いだ。

ギンガさんの拳を紙一重でスバルが躱す。

「スバルのやつ、ギリギリで見切ってるな」

元々、身体能力が高いスバルだけど、しっかりギンガさんの攻撃を見て、最低限の動きで躱している。

「そうね。スバルの動体視力と運動能力なら出来て当たり前なんだけど……正直、ギンガさん相手にあの距離で戦いたくないわ」

ティアナの言葉に、オレも頷く。

ミッド式のティアナはもちろんだけど、近代ベルカ式のオレでもギンガさんの距離では戦いたくない。

あっという間に懐に入られて沈められちまう。

同じ戦闘スタイルとは言え、スバルがギンガさんと互角に戦っているのは凄い事だ。

「お?大技くるぞ」

見ると、ギンガさんが左のリボルバーナックルを腰溜めに構えている。

《Stormtooth!》

ブリッツキャリバーが高速回転をして、技を放つ。

《Protection!》

それに反応したマッハキャリバーが防御魔法を展開する。

「はあぁぁぁ!」「せいっ!」

スバルのバリアと、ギンガさんの攻撃魔法が激しくぶつかり合う。

ナックルタイプのベルカ式ってのは中々ないから、この模擬戦は貴重だな。後でシャーリーに記録をコピーしてもらおう。

完全に傍観者を決め込んだオレは、呑気にそう考えていた。

まあ、たまにはいいでしょ?

ピシッ!

スバルのバリアに亀裂が走った。さすがにあの攻撃を防ぎ切るには……

「……ん?」

その時、オレはスバルがある仕掛けをした事に気づいた。

そして、思わず苦笑する。

「まいったね……アレをやられると、オレの立場が無くなるじゃん」

「アスカ?」

どう言う事?とティアナがオレを見てくる。

「見てりゃわかるよ」

オレはそう言って模擬戦に目を戻す。

「はあっ!」

気合い諸共ギンガさんははバリアを砕き、スバルにナックルを叩きつけた。

その衝撃で爆煙が巻き起こる。

「なるほど……悪くない」

シグナム副隊長が感心するように呟いた。って事は、アレが見えたって事だな。

「はい」

「ああ、二人とも、中々だ」

高町隊長も、ヴィータ副隊長もアレが見えたようだな。ハラオウン隊長も頷いている。

「うっ!」

攻撃をした筈のギンガさんが、驚愕の声を上げる。そりゃそうだ
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