第四十一話
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三長官にリヒテンラーデ候
爺共四人
「まさかの裏の話を聞く事になるとはな」
「国務尚書は知っていたのか」
「うむ、知っておる。彼奴は昔からそこら辺を隠して皆の前では優しく、笑いながら自分を自分の意思を貫いておる」
三長官は溜息で言葉がでないようにみえる
「溜息は幸運を逃すとロルフが言っておったぞ。彼奴の家系は帝国ではなく皇帝にしか仕えずに陛下の血を絶やす事が無い様にと動いている。つまりは誰であれ陛下の敵には私でさえ躊躇なく殺すであろうが。三長官も陛下の敵と彼奴が判断すれば......」
「それを今迄?」
三長官は戸惑っている
「そうじゃ、三長官であれば儂にもしくは別な者に相談し決まれば即時に病死するであろうがな」
「あの者があのいつもふざけている若者にそこまでの重い宿命が......」
「その言葉は彼奴が好きでは無いな、ロルフは好きで陛下の為に生きている。彼奴が言っていたぞ『
運命というならまだしもだが、宿命と言うのは、実に嫌な言葉だ。二重の意味で人間を侮辱している。ひとつには、状況を分析する思考を停止させ、もう一つには、人間の自由意志を価値の低いものとみなしてしまう。』とな。深い意味があると思うが」
「初めて聞きましたな。運命か.....」
「ロルフは何故あんなにも明るく生きていけるのです」
「分からんが、陛下の御子の存在がカギだと儂は思っている。ロルフが初めて心の底からあの笑顔を見せたのは....」
そう、あの時に見せた笑顔が初めて見る本当の笑顔だった.......
「陛下が本当に陛下がお好きだと?」
「そうだの。幼き頃から極秘で陛下の側に居たのでな、陛下もロルフに色々と思いがあったみたいだしのぉ〜。最終的には宰相にし息子の為に全軍総帥にするとか言っておったぞ」
三長官は驚き固まっていた。
「わっはっはhっはは。驚いたか儂も驚いたぞ、だがな信頼・安心全てを任せても良いと思える相手が卿等に居るか?」
「最近はロルフに元帥達ですな、最初は....」
「そうだな。数年前までは皆が敵と思っていたがロルフが来てからは三長官が皆でロルフの行動に対して思案し...」
「あの頃は多くの苦労していたな。」
「ロルフはロルフの苦労には敵わんがな。それでも我らもあやつに対して気苦労を気にする事がロルフの為になると思う」
「さて、酒を持って来ると言っていたが遅いな」
ロルフは酒を取りに席を外していたのだが。
「さて、酒は何がいいかこの酒蔵は大き過ぎるぞ。勝手に使って良いとは言われているが.....」
何百万ものワイン等のアルコールが......
陛下は好きにと言っても俺が困るな、これだけ多いと本当に
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