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戦国異伝供書
第十七話 大返しの苦労その五
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、となると」
「我等が疑っておるからか」
「あ奴のこれまでのことから」
「謀反、殿を害するのではと」
「そう思っておることをわかってか」
「そうなのでしょう、早速ご子息を殿に差し出されましたし」
 嫡子である秀家をだ、まだ若いがその彼を人質に差し出したのだ。
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