第1巻
国王暗殺未遂事件
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うむ、これは美味い」
空のワイングラスに注いだのをレオン将軍に飲ませた事で、ワインに毒が入ってない物的証拠となった。で、国王が座る席に置かれたグラスにワインを注ぐ。
「これを飲んでもらいたい、バルサ伯爵に飲んでもらいましょうか」
「いやっ、私は・・・・」
国王はまだ体調が優れてない、なのでご指名させてもらった。ワインに入ってないのだからここはググッと飲んでもらいたい、レオン将軍にアイコンタクトするとグラスを無理やり伯爵の口に流し込んだ。
「う!うあ!うああ!た、助けてくれ!毒が!毒が回る!死ぬ!死ぬうぅぅぅ!」
「変な子芝居しなくて結構ですよ、バルサ伯爵」
「し、死ぬぅぅぅってあれ?何ともない?」
「そりゃそうだろうよ。だが何故これに毒が入ってると思ったのか?それを聞きたいもんですね」
「どういう事だね?」
「つまり毒はオリガが贈ったワインではなく、国王のグラスの中に塗られてたと言う事だ」
「グラスに・・・・?なるほど、道理でワインから毒が検出されなかった訳か」
俺は心眼を使って部屋全体を見渡して、実行犯はコックか給仕かのどちらかだと思ったがレオン将軍が現場を押さえてくれたお陰で真犯人を見つける事が出来た。すぐ真犯人見つけた、と言うよりコイツ以外有り得ないだろうと思ってたから。
「・・・・くっ!」
「逃がさん!オリガ、濡れ衣を着せられたのだ。俺が動きを止めている内に」
諦めが悪いバルザ伯爵、無能で後先考えずに行動した結果がこうなった訳。悪知恵の所為で国王が死ぬとこだったので罪の重さを知ってもらう、念力で動きと止めてる間に恨みを込めた蹴りが炸裂させた。
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