第1巻
国王暗殺未遂事件
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ンに毒が仕込まれたのは事実。これについてはどう説明する?」
「そ、それは・・・・」
「ふむ、心眼で見てもこの者は嘘を言ってる訳じゃないから。それに俺はオリガさんとは知り合いでね」
「あなたはあの時の・・・・」
心眼で見てる間は目の色は金色になる。それを見るミスミド王国の大使と他の者達、国王が倒れた場所は要人達と会食する時の大食堂で現場はそのままの状態らしい。ワインだけ持ち出してるらしく、今も毒の検出してるらしいがワインに毒が無い事を見抜いても言うと面白味が無くなる。
「現場検証のため、その部屋を調べる事は可能か。大使の潔白のため、俺が真犯人を見つけましょう」
「いいだろう。それにその眼はまさに神の力と言っていい代物だ」
レオン将軍に案内されると机に料理が残ったままで、国王が飲んだワインを持ってきてもらった。
「このワインは珍しい代物か?」
「よく分からんがそうらしい、大使が言うにはミスミドのとある村で造られた貴重品と聞いている」
「・・・・このワインから毒物は検出されない、恐らく別の方法で混ぜ込んだんだと思う」
心眼で見るとワインには入ってないが、別の物に反応があった。と言う事は犯人は一人しかいない、国王達全員をここに呼ぶよう言っといてバルサ伯爵も。全員がここに来てからバルサ伯爵が最後だったのか呼ばれて文句言おうとしたら国王を見て驚いていた。
「陛下!もうお身体の方は何ともないのですか!?」
「おう、バルサ伯爵。この通り何ともない、心配かけたようだな」
「そう、ですか。ははは、それはそれは何よりでございます」
「一時はもうダメかと思ったが、そちらにいる一真さんが毒を浄化してくれたのだ。余は運がいい、危ないところだった」
もう全員がコイツじゃね?と思ったに違いない、と言うか分かりやすいリアクションだからか。コイツ以外思いつかない行動をしたのだから。
「それで一真さん、皆を集めてどうするつもりですか」
「皆が知っての通り、国王陛下に毒を盛られました。現場はここであり倒れた後もこのままの状態となってますが、料理は流石に冷めていますけど国王暗殺未遂事件の犯人が分かったから集まってもらったのですよ」
黄金の錫杖を持っている翡翠色の髪をした女性は、予想通り宮廷魔術師のシャルロッテが俺に訊ねる。集められたメンツは国王・ユミナ姫・ユエル王妃・アルフレッド・レオン将軍・シャルロッテ・ラウル医師・オリガ・バルサ伯爵。
「この中に犯人がいる、まずこのワインだけど中に毒は検出されませんでした。俺が実際飲んでみても平気だったので」
「何だと!?」
「ここにあるワインは俺が知ってる製法で作られた最高級のワイン、これをレオン将軍に飲んでもらいます」
「
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