第1巻
新たなデザート×対ドウター擬き戦
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もこの雨の中で買いに行くととは」
「ただいまー。うわー濡れた」
「ただいまでござる」
「その傘も役に立ったようだな」
二人の帰還したがビニール傘を畳んで入り口に立て掛ける。ここでは布と木で作られた傘しかない、俺が持つビニール傘を量産して二人に貸してあげたのと今後必要ならレンタルする事も検討中だ。
「お帰り、にしてもこの雨の中で買い行くとは」
「バッチリ買えたわ、雨のお陰で人が少なかったから」
「美味しかったでござるよ」
「食ってきたのか」
笑顔だから買いに行ったのと食ってきたからか。ミカさんの分を渡してエルゼは袋から計四つの白い箱を取り出す。一つはミカさんに手渡し、一つはリンゼで一つはエルゼ達でもう一つはアルフレッドの分だと。
「アルフレッドの分まで買ってきたのかよ」
「公爵様にもお世話になったからね。一真が届けに行ってよ、こんな雨の中で届ける事が出来るのは一真だけなんだから」
アルフレッドの分を持って行くが、エルゼ達は畏れ多いからと。まあアルフレッドと呼び捨てしてるのは俺だけだし、プトレマイオス神国大公で大御所みたいだからかもしれん。
ドランさんには悪いが、アルフレッドに届けるのが最優先なのでそのまま部屋に行き鍵を掛けてからゲートを使う。屋敷の門前に座標設定してからゲートで向かい、門番に土産を届けに来たと言うと案内してくれた。
「うまあ!これうまあ!」
「はしたないですよ、スゥ。でもホントに美味しいわ。このロールケーキと言うの」
エレンとスゥは大喜びでロールケーキを食べてるし、アルフレッドも唸りながら食べてた。
「これをいつでも食べられるとは、リフレットの人達が羨ましい。一真さんみたいにゲートを使えば毎日買いに行けるんだが」
「ロールケーキ一人前だけで結構なカロリーだから、レシピと作り方を屋敷の料理人に教えておくよ。別に秘密ではないが、俺らの神国では週一で食ってるからな」
「本当か一真!母上、これから毎日食べられるのじゃ!」
「もう、スゥったら。一真さんの言う事が正しければカロリー制限しなければなりません。毎日ではなく週に一回にしときなさい」
何せ生クリームだけでカロリーが高い、こちらで作るなら低カロリーの生クリームを作るけどこちらだと材料がいくつか足りない。だから代わりの物を使ってるからカロリーが高くなってしまう。
「ところでこれが将棋と言うものかね?」
「二人でやるゲームと言うか遊びなんだけど、試しにやってみる?」
「父上!わらわも!」
「まあ待ちなさい。まずは私からだ」
将棋盤と駒を眺めてる間に駒を自陣と敵陣に配置、ホントは別ゲームにしようと思ったが出来れば正史のようなルートを通るよう頼まれたから
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