第1巻
記録画面を見る三人娘×王都への帰りと八重と共にリフレットへ
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、ゼロが置かれてる場所まで集合と言う事になった。三人一緒に行動するのは最初から分かってたし、荷物持ちさせるより別行動した方がいい。
「俺は買う物はないから暇潰しにドライグを召喚っと」
「いいのか相棒?俺を外に出して」
「アイツらが帰ってくるまでな、まだドライグの事は秘密だ。封印されていても外に出せる事まで知れてないし」
「相棒は魔力付与の効果がある道具も不要だしな」
魔力付与された道具は古代遺跡から見つかる価値の高いのがあるとか、だがショッピングは時間が経つのは早いが待つ事は長く感じてしまう。俺は散歩だと思ってドライグを頭上に乗せて歩く。
人間以外の色んな人種がいるようだが、亜人と呼ばれる奴らは様々な特徴を持っていて獣人もいるらしい。リフレットでは見なかったが、ここだと獣人が結構いるみたいで特に耳と尻尾以外は人間と見える。
「相棒、あそこにいるのは迷子ではないのか?」
「誰も助けてくれないとは冷たい奴らだな、よし、嬢ちゃんどうかしたのか?」
「ひゃい!何でしゅか!?」
「落ち着け、何か困ってそうだから声をかけてみただけだ。何があったんだ?」
「あの、私、連れの者とはぐれてしまって・・・・もしはぐれた時の為に待ち合わせ場所を決めといたんだけど場所がどこにあるか分からなくて」
いきなり声を掛けたのか噛んでしまった様子、しゅんとして小さくなる狐の少女。待ち合わせ場所が『ルカ』と言う魔法屋、スマホを取り出して検索でググると『ベルクト』の途中にある店。
「その店なら俺が行く同じ方向だから一緒に行かない?」
「本当ですか!?ありがとうございましゅ!」
「いえいえ、また迷子になっても困るから手を繋ごうか」
「うん!」
何か朱里を思い出す、手繋ぎながらマップを見ながら進んで行く。少女の名はアルマと言い、この子も姉が仕事で付いて来たらしく王都を見に来たらしい。魔法屋が見えて来ると獣人の女性がこちらを見て走ってきた。
「アルマ!」
「あ、お姉ちゃん!」
こちらに駆け寄ると姉らしき人の胸に飛び込む。アルマより年上なのは知ってたが、凜とした雰囲気はどこかの使者として来たのかな?
「心配したのよ!急にはぐれるからっ!」
「ごめんなさい・・・・でも一真さんがここまで連れて来てくれたから大丈夫だったよ」
「妹がお世話になりました。感謝します」
「いえいえ、俺もちょうどここに来たかったのでね」
「ぜひ、お礼をさせて下さい」
魔法屋『ルカ』に入る前に喫茶店に行き、色々と話し合った。こちらはギルドの仕事で王都に寄ったが、姉の名前がオルガと言うらしいんで互いに軽く自己紹介した。俺の方が年上だと言うと呼び捨てで構わないと言われた。
「とこ
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