第1巻
ギルドの依頼での王都行き×公爵家を助けた赤龍帝
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とこに公爵の令嬢がいるの?」
「お祖母様のとこからの帰りじゃ。あと調べ物があっての、一月ほど滞在して王都へ戻る途中じゃった」
「そこを襲う輩が誰なのか、盗賊が召喚魔法まで使って襲う事は無い。ま、死者蘇生したから軽く尋問すればいい訳だし」
目的は暗殺か誘拐の二択、生き返らせてまた首を刎ねるのもいいかもしれんが誰に雇われたかは分からず仕舞い。護衛者も蘇生させたから問題無いとはいえ、また襲撃して死なせてしまっては意味が無い。
「俺達も王都へ向かってたところなんだ、護衛として雇ってくれるなら助かる」
「そうでございましたか。お言葉に甘やかせて頂きます、お礼は王都に到着次第」
そう言って馬車へ戻る執事とスゥ、それから護衛者達の馬も一緒に行く事となった。公爵家の馬車が前で後ろが俺達、単騎で馬に乗った護衛者達が先導してた。残りの者らは現在の事情を伝える為、公爵家へとスゥの手紙を持って馬で走り去った。
俺は公爵家の馬車に乗っていない、別に乗ってもよかったがこちらの方が乗り心地がいいのでね。魔法も剣も使えて更に銃器も使えるなら、もし敵に襲われてもすぐに対処可能だから。
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