第1巻
ギルドの依頼での王都行き×公爵家を助けた赤龍帝
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しかして王族関係者か?それならやっとこの力を使える時が来たようだ。
「見えた、ゼロ!」
「【炎よ来たれ、渦巻く螺旋、ファイアストーム】」
ゼロの牽制とリンゼの魔法によりリザードマン達の横を通り過ぎて車から降りた。
「キシャアアアアアッ!?」
「やかましいわ、トカゲ擬きが!」
俺は剣から無詠唱で風を使った斬撃で倒していく、エルゼはガントレットで受け止めて隙を付いて八重の刃が切り裂くのを見てナイスコンビネーション。隙を与えずに攻撃すると氷の矢が飛んでいき、リンゼも応戦するかのような後方支援。
「【闇よ来たれ、我が求むは蜥蜴の戦士、リザードマン】」
「一真さん、召喚魔法です。あのローブの男がリザードマンを呼び出してます!」
何か多いと思ったらそういう絡繰りか、無限に呼び出すから面倒だけど術者を殺してしまおう。周りの者が見えない間に斬り落とした術者の首、八重よりも神速の速さで飛ばしたからかリザードマンは全部消滅していく。
『何か呆気なかったな』
『だがここでようやくドライグの力を見せれる』
「全員無事のようだが、そっちの被害状況は?」
「護衛の十人中、七人がやられた・・・・くそっ、もう少し早く気づいていれば」
「誰か!誰かおらぬか!爺が・・・・爺が!」
兵士が揃って拳を震わせてたが、不意に響いた声で全員が一斉に振り返る。馬車の扉を開けると金髪少女が泣きながら叫んでた、馬車の中に怪我人がいると知ってたが怪我人は老人のようだ。
「誰か爺を助けてやってくれ!胸に・・・・胸に矢が刺さって・・・・!」
「リンゼ、この場合回復魔法を与えてもどうにもならん事態か?」
兵士達が老人を馬車に降ろして草むらに横たえる。リンゼ曰く刺さった矢が倒れた時に折れて、身体に入り込んでしまっていてこれでは回復魔法しても異物が体内に残ったまま。リンゼでは助からない事案、だからかそれを聞いた少女は絶望へと染まって行く。
「・・・・お嬢様・・・・」
「爺・・・・っ、爺っ・・・・!」
「お別れで・・・・ございます・・・・お嬢様と過ごした日々・・・・何よりも大切な・・・・私めの・・・・ごふっ・・・・」
「爺!もういいからっ・・・・」
ほう、これは大回復魔法の出番かもしれんがここに侯爵家の者がいるなら王族関係者だと思いたい。まずは身体の中に残った矢を取り出してから回復魔法をかけるとしよう。
「ちょっといいかな・・・・ブーステッド・ギアスタンバイ『Boost』まずは鏃を取って」
「何をする気?・・・・そうか体内にある鏃を取り出しのね!」
「ドライグ、回復魔法に譲渡する『Transfer』これで何とかなりそうだ」
左手の籠手を使い右手で回復魔法を与えると
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