第1巻
ギルドの依頼での王都行き×公爵家を助けた赤龍帝
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て食事に出かけるが確かここは麺類が美味いらしいと宿の親父から聞いた。町中を散策してると争いが聞こえるから野次馬も集まっていて騒ぎが起こりそうだ。
「何だ?」
「あの子、変わった格好をしてますね」
「まるで侍か?」
リンゼの疑問に答えたが、侍と言うよりハイカラな感じだ。侍の少女を取り囲むように十数人の雑魚が剣やナイフを構えていたが、きっとお礼参りにでも来た奴らなのか?と思う程。
「昼間は世話になったな、姉ちゃん。お礼に来てやったぜ」
「・・・・はて?拙者、世話などした覚えはないのでござるが」
うわマジか、拙者やござる口調は初めて聞いたぞ。
「すっとぼけやがって・・・・!俺らの仲間をぶちのめし時ながら、無事で帰れると思うなよ」
「・・・・ああ、昼間警備兵に突き出した奴らの仲間でござるか。あれはお主達が悪い。昼間っから酒に酔い、乱暴狼藉を働くからでござる」
「やかましい!やっちまえ!」
男達が一斉に襲い掛かるが、侍ガールは簡単に避けて軽く投げられて背中から叩きつけられたから悶絶する男ら。合気道に近い、そのまま続けて三人ぐらい投げ飛ばすけど何かよろめいてるような気がする。
「ここからは俺の番だ!」
「何だテメエは!ぐわっ!」
「厄介事に巻き込ませて悪いが、彼女を頼んだぞエルゼ」
「任せて一真」
その間にハンドガンを乱射していく姿を見たエルゼ、ハンドガンだけで次々と男達は撃たれた瞬間痺れていた。スタンガンだから無傷で御用となったが、町の警備兵がやってきたから現場を離れた。
「ご助力、かたじけなく。拙者、九重八重と申す」
「もしやイーシェン出身?」
「如何にも。イーシェンのオエドから来たでござる」
「俺は織斑一真、よく間違われるけどイーシェン出身じゃないから」
「よろしくでござる」
「ところでさっきの戦いでふらついてたけど大丈夫なの?」
心眼で見ても身体には異常無くとも腹が空いてただけみたい、顔を真っ赤にして肩を小さくしてた。俺らも食事にするから八重を連れて食堂へと向かうが、八重曰く見ず知らずの者らから施しを受ける訳にはいかないそうだ。
「俺らは旅の思い出にイーシェンの話が聞きたいが、代わりと言っては何だが俺らは食事を提供する。これは施しではなく取引だから遠慮なく食べなさい」
そう言うと注文し始めたな。
「・・・・へえ、八重さんは武者修行の旅をしてるんですか」
「もぐもぐ、如何にも。我が家は代々武家の家柄でござる。実家は兄が継ぎ、拙者は腕を磨くために旅を出たのでござる」
「アンタ、とても苦労してるのね」
「そんで?八重はこれからどうすんの?目的地は?」
「王都に、昔父上が世話になった方がいるの
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