第1巻
ギルドの初登録と初依頼×全属性の魔法とデザート作り
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ないらしく、エルゼが言うにはある時何となく頭に思い浮かぶとか。無属性魔法は個人魔法と呼ばれて全く同じ魔法を使える人は滅多に居ないし、複数の無属性魔法を持つ者は稀なのだと。
「さっき言った【ゲート】だと俺流で使えば行った事のないとこにも行けるよ、試しにやってみるか【ゲート】」
「・・・・まさか無属性魔法も使えるとは思ってもみませんでした。この先はどこに繋がってるのでしょうか?」
俺のゲートは行った事のない場所まで移動できるが、今回は行った事のある場所へと繋げた。半透明のドア?のような壁が出現し、触れてみて大丈夫そうだと思い顔を突っ込むと尻餅を付いてるエルゼがいた。
「何してんだエルゼ」
「なっ、何って・・・・一真!?どうなってんのこれ!?」
「何ってゲートを使ってみたのさ、リンゼも一緒にね」
リンゼの手を引いて来たが、パニックになってたエルゼをリンゼが簡単に説明すると術者が行った事のある東の森に繋がったとか。エルゼはここで病に効果のある薬草を採取してたとこに、突然光の壁が現れて腕が出たりしたから腰を抜かしたんだと。
「にしても全属性使えるって、絶対おかしいわよ」
「私も全属性が使える人など聞いた事ありませんが、これはとても凄い事です」
「行く時は二時間掛かったけど、これなら最初から使えばよかったんじゃない?とても便利な魔法ね」
「まあな。俺は元々魔法使えたんだが、ここに来て魔法が使えるか分からなかったのでね」
ここで魔法使えます発言したが、何故全属性使えて今まで使わなかったのか軽く説明してから宿屋に戻る。エルゼも採取が終わり依頼終了の為か、ギルドへ行ってしまった。
俺らが食堂に戻るとミカさんともう一人の女性がいた、歳はミカさんと変わらないけどウェーブが掛かった黒髪に白エプロンしてると言う事は厨房関連の仕事をしてる人だろうか?二人の前に料理が置いてあり、もしや試食でもしてるのかな?と思った。
「ちょうどいいとこに戻ってきたじゃない」
「俺らに何か用か?」
「この子はアエルって言ってね、街で『バレント』と言う喫茶店やってるんだけど・・・・」
「そこなら昨日行った喫茶店がその名だったな、あそこはいい雰囲気を持った喫茶店だった」
「でね、その店で新メニューを出そうか考えていてね。アンタ達にも聞いてみたいと思ってさ、別な国の人なら何か珍しいメニュー知ってるかもと思ったのよ」
「何かいい料理があれば教えてほしいです」
「で、どんなのを出そうと考えてるんだ?」
「そうですね・・・・やっぱり軽く食べられる物かな〜デザートみたいな女性受けする物なら」
ここで俺の料理スキル発動、女性が喜ぶデザートならアイスかクレープだがここはチョコレートパフェを作ろ
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