第1巻
新たな外史への旅立ち
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「まさか雷落とした相手が相棒だったとはのぅ」
「こっちにもドライグいるが紛らわしいわ」
「まさか俺の声をした記憶共有者がいるとはな」
頭を下げる老人、背後に広がる雲海と言う雲の絨毯で俺らが座ってるのは畳の上。四畳半の部屋が雲の上に浮いてる状態、ちゃぶ台に茶箪笥とレトロなテレビと黒電話は懐かしいと思える部屋。
目の前にいるのは俺の相棒ドライグの声をした管理者でありこの外史での神様、が、俺は創造神黒鐡なので死なないままここに来た訳だ。蒼い翼本社からの帰宅途中に手違いな神雷を下界に落とすのも神格を失うぐらい、落ち度があるなら謝罪なりさせるけど今回は異世界に呼ばれたから。
「今回もだが、相棒を呼んだのは他でもない面白味のある異世界があったのでな」
「見た目爺さんなのに声が同じとは、で?面白味のある異世界とは」
「それに俺以外は眠ってるようだから今回も呼ばれたのは相棒と俺とゼロだけか」
今回行く外史は俺らがいた世界より発展途上の世界で、スマホやパソコンが無い時代らしいが俺のみ使えるようにしてくれた。各銃器とエクスカリバーも持っていけて、制限無しに使える。
バッテリーはソーラーパネルでもよかったが、俺の魔力で充電する事も出来れば通信機も使えるのだから。そろそろ行くが、本来なら神様と言う呼称だけどドライグと声が同じで紛らわしい。
「本来なら神様と呼ぶらしいが、紛らわしいんでドライグのままで構わんか?」
「別に構いませんし、貴方は創造神黒鐡と呼ばれし者なのですから」
「相棒、そろそろ行こうぜ」
そう言って俺の意識が無くなる事はなかったが、まばたきしたら無事に異世界へ到着。すると電話が鳴る、相手は相棒だが神界から掛けているから神界ドライグと登録した。
「もしもし俺だ」
『繋がったと言う事は無事に着いたようじゃな』
「まあな。ところでマップや方位とかも異世界仕様なのか?」
『その通りじゃよ。一真様を送る場所を街中より騒ぎになると面倒だったから人目のないとこへ送ったのじゃ』
「文字は?『サングラスの翻訳モード使えば読めるぞい』なるほど、拠点から使ってるこれも起動できるのか」
一応グラサンのモード切替しても使えるから電話を切ったが、ここでの出身地をプトレマイオス神国にして大公及び神国王の名はティグルヴルムド=ヴォルン。王族か王族関係者は赤龍帝の籠手を見せれば俺が誰なのか分かるようにしたとか。
そして通信の電波塔はトレミーを介して使われる、今回も俺とドライグだけかと思ったが静観してるみたいで。何かあれば通信してくるが、こちらから無い限り通信しない。
「ここから街まで結構あるから早速ゼロを呼ぶか」
「俺の背に乗ってもいいのだが」
「お前を出すと目立つ
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