第1巻
新たな外史への旅立ち
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いよー。お待たせ」
食堂の席にはサンドイッチとスープにサラダが運ばれてきた。相棒を外に出せないが、俺が食った感触伝わるだけでもいいらしい。拠点もいいが今回来た外史の味も良い味だ、さてこれからどうするか。
「ミカさん、ちょっと散歩に行ってくるよ」
「はいよー行ってらっしゃい」
町を散策しながらスマホを取り出し、マップと店名を記録しながら歩くがやはり武器を携帯してる者が多い。剣に斧、ナイフから鞭まで持つ者もおるが俺はいつも通りにすればいい。
「一応アクセサリー化してあるエクスカリバー使えばいいけど、銃はまだ使えんか」
『相棒、大通りの外れに何やらトラブル発生のようだぞ』
「そのようだ。もしかするとアイツらかもしれん、ちょいと行ってみるか」
言い争いは裏路地の方で、突き当りで四人の男女が何やら争いが起きそう。男二人と少女二人、男はガラの悪くて少女は可愛いが強そう。容姿がそっくりだから双子か?
「約束が違うわ!代金は金貨一枚だったはずよ!」
「何言ってやがる。確かにこの水晶鹿の角を金貨一枚で買うと言ったさ、ただし傷物でなければの話であって見れば分かるがここに傷があるだろう?だからこの金額な訳なのよ。ほら受け取れ、銀貨一枚な」
ロングで絶対領域な子とショートで黒タイツな子、男らはニヤニヤ顔が気持ち悪と思うぐらいだ。小さな傷ぐらいで傷物に入らず、初めからこうなる事だったのだろう。金はいらないから角を返せと言っても男らは受け取ったから渡す気は更々なさそう。
「おいお前ら。ちょいといいか」
「あ?何だテメエは?俺達に何か用か?」
「用事なのはお前らゲスではなく彼女らに用があるのさ」
「え?あたし?」
「その角を金貨一枚で俺に売ってくれんか?」
突如声を掛けられたのか動揺しながら強気で俺に視線が集まり、睨みつける男らを無視して話を聞いてた彼女らはポカン顔にする。が、時間が経つと理解したのか俺の提案に乗ってくれた。
「売るわ!」
「テメエら、何勝手な事言ってやがる!これはもう俺達のもん『バンっ!』・・・・!?」
男が水晶の角を頭上に持ち上げた瞬間、思わずハンドガンを取り出して撃ち放った弾丸が粉々に砕け散る。四人共銃器を見た事ないのか、砕け散った品物よりも銃器の音に驚く。
「なッ・・・・!?今何しやがった!」
「ついつい抜いてしまったがな、まあいいとしてそれは俺のもんだが金は支払うから」
「この野郎!」
「この武器を見ても向かって来るとはな」
男の一人が懐からナイフを取り出して襲い掛かるが、避ける事なく蹴りを放つ。身体能力強化しなくとも既に強化されてるから問題無し、ハンドガンを警棒代わりにして打ち込んだからか気を失った。
蹴り
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