第1巻
新たな外史への旅立ち
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、ここはスナイプ・ゼロを出した方が得策だ」
「それと金はあるのか?『既に創ったから問題ないだろうよ』流石相棒だな」
スナイプ・ゼロを空間から呼び出してバイクに乗って数時間が経過、馬車が来るはずがバイクで進んだのか一度も遭遇しなかった。俺の服を追い剥ぎするような輩に触れてほしくないと思ったし、追い剥ぎするのなら異世界にある服装で我慢だ。
スーツとかが珍しく見た事もないデザインや縫製、服飾関係の仕事も経験がある俺にとって異世界=スーツや学生服とは珍しい服装なのだと。バイクはリフレットの町付近で空間に入れる。
「ここがリフレットの町か、門番も挨拶と軽い質問だけで通されるとは。早速だが宿屋にでも行くか」
『俺を戻したのはこういう事か。確かに小型ドラゴンが頭上に乗ってるだけで怪しさ一杯だ』
「金は空間に入れてある、金貨・銀貨・銅貨を持ってれば心配なさそうだ」
宿屋に向けて歩くと本来起こる出来事をスルーした店『ファッションキングザナック』の中にオーナーザナックがいたが。俺が向かう宿屋は『銀月』と言うところでマップ確認。にしても残念なネーミングセンスな気がする。
宿屋『銀月』の看板が見えてきた、三日月のロゴマークは分かりやすく見た目も三階建ての建物。作りも頑丈そうだけど一階は酒場食堂=ってのは前と変わらず。
「いらっしゃーい。食事ですか。それともお泊りで?」
「宿泊を頼みたいが、一泊いくらだ?」
「ウチは朝昼晩食事付きで銅貨二枚だよ。あ、前払いでね」
「とりあえず一ヶ月で頼むよ、前払いだからこれで」
「一月ね、最近お客さんが少ないから凄く助かったわ。ありがとうございます、銅貨六十枚丁度頂きます。銀貨切らしてから助かったわ」
金貨一枚で銅貨百枚と言う計算になり、例えば金貨十枚で五百日は遊んで暮らせる事になる。金貨一枚=銅貨百枚。カウンターにいた看板娘は赤毛ポニーテール、年齢は二十代前半かな。
「じゃあここにサインをお願いしますね」
「サインね、はい、これでいいかな?」
「織斑一真・・・・もしかしてイーシェンの生まれかしら。これが部屋の鍵だから無くさないように、部屋は三階の一番奥だから陽当たりが一番いい部屋。トイレと浴場は一階、食事はここになるけどお昼どうする?」
「丁度良い時間だから頼むよ、朝から何も食ってないからね」
「じゃあ何か軽いのを作っておくから待ってて。今の内に部屋を確認して一休みしてきてもいいから」
「分かった」
鍵を受け取って階段を上り、三階の一番奥の部屋に行く。鍵を開けると六畳ぐらいの部屋で、最低限の家具は置いてあるみたいだ。窓を開けると宿前の大通りが見えて眺めがいい、これは当たりを引いたと思い階段下りるといい匂いがする。
「は
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