機動戦士ガンダム
2215話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
同程度の威力を発揮しているので、こちらを使ってもおかしくはない。
ラルよりも撃破数が多いのは、やはり使える武器の差か。
純粋に技量という点では、ラルとシーマだと……俺が見た限りでは、ラルの方が若干上だ。
ともあれ、オープンチャンネルでこうしてわざわざ発言してるのは、相手の戦意を落とす為というのもあるのだろう。
自分達では絶対に勝てないと、そう思わせる為に。
ラルやシーマの声は、聞いた事のある者も多いだろうし。
そんな声を聞きつつ、俺も戦いを続けていた。
J型がこっちに向かってヒートホークを振りかぶりながら近づいてくるのを見て、俺もまた向こうに近づく。
同じ行動ではあっても、イフリートとザクではその機動力は大きく違う。
それでも精鋭揃いらしく、J型は瞬く間に近づくイフリートに向かってタイミング良くヒートホークを振るうが……その瞬間、俺はスラスターを使ってイフリートの進路を強引に変更した。
そうして、次の瞬間に胴体……ではなく、腰の辺りをヒートソードで切断する。
手足や頭部の類であればともかく、腰ともなれば斬り裂く質量は大きくなる。
それこそ、ザクの使っているヒートホークでは一撃で腰を切断するのは難しいかもしれないが、イフリートの持つヒートソードはヒートホークに比べて広く、熱量も多い特注品だ。
だからこそ、多少の重さはあっただろうが、あっさりと胴体を切断する事に成功する。
「っと！」
続いて、こちらに飛んでくるミサイルに向け、頭部のバルカンを使って迎撃。
空中に爆発の花が咲く。
うん、FS型でもそうだけど、頭部バルカンって便利だよな。
武器としは決して強力な訳ではないが、それでもミサイルを迎撃するのは難しい話ではないし、戦車……は無理でも、装甲車くらいの相手であれば撃破するのは難しい話ではない。
そして、俺個人としてはあまり好みではないが、対人兵器として考えても優秀だ。
再びイフリートの最大の特徴たる大推力スラスターを使い、空中に咲く爆発の花を背に、ミサイルを撃ってきた相手との間合いを詰め、ヒートソードで四肢と頭部を切断する。
本来なら一息でこのような行動は無理なのだが、向こうが唖然として動かない状況になっているのであれば、その程度は問題なく出来る。
……とはいえ、精鋭揃いがこのような真似をするとも思えないのを考えると、恐らく……いや、間違いなく俺が倒したこのMSのパイロットは、ここに配備された者の中でも下から数えた方がいいくらいの腕だろう。
まぁ、全員が均一の技量を持っているというのが、そもそも有り得ないのだが。
そうして他にも何機か倒していくと、気が付けばフラナガン機関の研究所を守っていたMSは全滅していた。
「ラル、シーマ、こっちの被害は？」
『こ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除