第三章
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体育の授業にもなった、体育であるから当然授業の前に制服から体操服に着替えるが更衣室においてだった。
唯は自分の隣で着替えている千尋がスカートを外しその中から黒いスパッツを出したところで言った。
「もう履いてたのね」
「うん、ショーツの上からね」
既にと言うのだった。見れば千尋のスカートは青だが唯は赤だ。色は実に対象的だ。尚夏服の半袖のブラウスの色は二人共白で同じだ。
「履いてたの」
「それだといざって時に見えないし」
「それでね」
「最初から穿いてたのね」
「どうせ体育するならね。あとね」
「あと?」
「冷えないし」
このメリットもあってというのだ。
「私いつも服はタイツ穿いてるでしょ」
「そういえばそうね」
「厚い靴下も履いてるし」
「冷え性なのね」
「そうなの、実は」
「それ多分ね」
唯はもう下を穿いている、スカートは脱いでいてブラウスの下は黒い膝までの半ズボンになっている。
「あれよ」
「あれって?」
「だから肩凝りの理由の一つよ」
「あっ、身体が冷えるとね」
「肩も凝るから」
「身体は温かい方が柔らかいから」
「寒いと固くなるから」
それでというのだ。
「肩もね」
「冷え性だと凝るのね」
「そう、それでね」
唯はさらに話した、着替えながら今度はブラウスのボタンを一つ一つ外していっている。
「肩が凝ってたのよ」
「そうなのね」
「やっぱり人間の身体は温かくないとね」
「駄目ってことね」
「そうよ、だから今の季節でも」
夏服のそれでもというのだ。
「出来る限りね」
「身体は冷やしたらいけないのね」
「熱過ぎてもいけないけれど」
こちらはこちらでオーバーヒートになるというのだ。
「それでもね」
「冷やしたらいけないのね」
「この季節でもクーラーとかにあまりあたり過ぎたらいけないし」
「とにかく冷やすなってことね」
「適温がいいでしょ」
「そういえば私のお家クーラーかけたらかなり温度低くして」
それにと言う千尋だった。
「扇風機もいつもで」
「ああ、それ駄目よ」
「やっぱり」
「ええ、身体冷やし過ぎてるから」
だからだというのだ。
「よくないわ」
「やっぱりそうなのね」
「ええ、クーラーも温度を低いし過ぎないで」
それでと言う唯だった。
「扇風機までいつもはね」
「駄目なのね、肩凝りに」
「電気代もかかるしね、それで冬は冬で」
「いつも暖かくしておく」
「そう、しっかり服を着てね」
「暖房も付けて」
「温かいものも食べて飲むことよ」
そうして身体を冷やさないことだというのだ、唯はこう話しながらブラウスを脱いでそうして白い体操服を着た、見れば千尋もブラウスを脱いだが。
ここでだ、唯は彼女の胸を見た。その
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