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いざ世界の果てへ
第一章
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シャの領土を拡げよう、そしてだ」
「そして、ですか」
「私は世界の果てを目指そう」
 イスカンダルは決意していた、このことを。これまでペルシャの端が世界の端と思っていたがそれが違うならというのだ。
「そうしてだ」
「そのうえで、ですね」
「世界の果てを見届けよう」
 こう言ってだった、イスカンダルは自ら軍を率いて世界の端を目指しにかかった。砂漠があればその砂漠をだった。
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