第四章
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からあるじゃない」
あっさりとした調子でだ、稲穂もこう返した。
「明治時代から」
「元々大漁旗でな」
「ナチスって二十世紀だから」
「本当に全然関係ないな」
「戦前の日本とナチスは全然違う国だったし」
「だったらな」
「旭日旗反対運動に抗議するのは」
「当然だろ、うちなんか祝日はな」
このことは智美が積極的に行っていることだ。
「いつも国旗掲げてるだろ」
「ええ、そうしてるわ」
「だからな」
「耕平、お義母さんとお義父さんがしていることも」
「いいことだろ」
周平は自分によく似た顔の父のことも思い出しつつ妻に話した。
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