第三章
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目を輝かせて言うのだった。
そうして祖母が作ったお菓子も食べるのだが。
稲穂は休日に耕平に出す智美が作ったお菓子を見て少し驚いて言った。
「それ手作りのですか」
「そう、羊羹よ」
小豆から作ったそれであった、長方形の誰もが羊羹といえば連想する形だ。
「私昔から羊羹作るのが好きなのよ」
「あの、前は善哉を作っておられましたよね」
「美味しかったよね、稲穂さんも食べてくれたし」
「はい、善哉は手作りなのはわかりますけれど」
「羊羹はなのね」
「手作りなんて」
「意外と簡単よ、それにこの羊羹はね」
智美は自分が作った羊羹を包丁で均等な間隔で切りつつ息子の嫁に話した。
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