機動戦士ガンダム
2213話
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な風に考えている俺の視線の先では、セイラが忙しく通信端末を使って、ルナ・ジオンの主要なメンバーを集めているのが見えた。
そのメンバーを集めるセイラは、怒っている。……いや、怒り狂っていると表現した方が相応しいだろう。
もっとも、それはルナ・ジオンの面々に対しての怒りでもなければ、今回の話を持ってきた俺に対する怒りでもない。
間違いなく、フラナガン機関の研究所が行っている実験に対する怒りだろう。
にしても……研究所が稼働を始めたのは今月、6月に入ってからだ。
にも関わらず、これだけの多くの実験データやら何やらがあるという事は、フラナガンという人物はこの研究所が出来る前から実験をしていたのだろう。
今までどこで実験をしていたのかというのは、俺にも分からない。分からないが……恐らく、ジオン公国の勢力下のどこか。
可能性として一番高いのは、やはりサイド3にあるどこかのコロニーか。
もしくは、グラナダ……いや、グラナダはどうだろうな。
一応こっちが占拠したときに、データの類は殆ど抜いたし。
その中になかったということは、多分グラナダではニュータイプの研究をしていなかったか、もしくは俺が占拠する前に完全にデータを消去したのか。
そんな風に思いつつ、俺は怒りを抱きながらも部下に指示を出しているセイラを眺めるのだった。
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