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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第43話 結成、美食連合軍!コカビエルをぶっとばせ!
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この先には決していけないと思うんだ』
『俺は死なないよ、ドライグ。お前やオカルト研究部の皆ともっと知らない世界を旅したいからな。だからここは俺に行かせてくれ、お前の宿主を信じてくれないか?』



(そうか、リアスさんも俺と同じ気持ちなんだな……)


 俺はドライグに俺を信じてくれと言った、それはドライグばかりに頼るのではなく自分の力で掴み取らなければならないものがあったからだ。
 そしてリアスさんも俺と対等であるためにここで俺に頼るのではなく、自分もコカビエルと戦わないといけないと思ったんだろう。


「……リアスさん、貴方も俺と同じなんですね」
「えっ……?」
「分かりました、俺はもう止めません。一緒に戦ってください」
「イッセー……!」


 俺はリアスさんに手を差し出すと、彼女は嬉しそうに微笑んでその手を握った。


「……もう、リアスには敵いませんわね」
「はい、いい所を持っていかれてしまいました」
「でも主にそこまで言わせて引き下がっては、騎士はおろか男として失格ですね」


 すると朱乃さん、小猫ちゃん、祐斗も前に出て俺とリアスさんの握った手に自分の手を重ねてくる。


「朱乃、小猫、祐斗……貴方達は無理に付き合う必要は無いのよ?」
「さっきは弱音を吐いてごめんなさい、リアス。でもあなたの言う通りだわ、わたくしもイッセー君と、そして貴方の友として対等な関係でありたい。だから一緒に戦わせてもらいますわ」
「私も恋人として、そして仲間としてイッセー先輩と……部長たちと一緒にこの先に歩いていきたいです」
「僕も同じ気持ちです、皆には返しきれないほどの物を貰った……今度は僕がそれを返す番です」
「貴方達……まったく、馬鹿な子達ばかりね」
「「「リアス(部長)に似たんですよ」」」


 リアスさんはそう言うが目には涙を貯めていた、自分の眷属が何も言わずに共に行くと言ってくれたことが嬉しいのだろう。
 大した絆だよ、本当に。


「ならば私達も加えてもらわないとな」
「うんうん、私達だってもう仲間よね♪」
「私は戦えませんが気持ちは皆さんと一緒です」


 更にゼノヴィア、イリナ、アーシアも手を重ねてくる。


「師匠、弟子である私も最後まで一緒に戦わせてもらいますからね。嫌だって言っても無理やり弟子になった時みたいに自分を貫きます」
「アオン」


 ルフェイ、そして俺の肩に乗ってきたテリーも手を重ねて全員が俺を見て頷いた。


「よし、じゃあ皆でコカビエルをぶっとばそうじゃねえか。オカルト研究部、エクソシスト、料理研究部の最強チーム、『美食連合軍』結成だ!」
『応っ!!』


 俺の声に全員が力強く頷き、コカビエルの元に向かう。

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