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おぢばにおかえり
第四十七話 合格発表その四

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「いいわね」
「色々な道があるのね」
「人生にはね」
「そういうことなのね」
「ただ結婚はね」
 このことはとも言ってきました。
「ちゃんとね」
「いい人となのね」
「しなさいね」
「それはね」
 私もです、いつも意識していることです。
「お父さんとお母さんみたいにね」
「うちは代々女の子ばかりだけれど」
 どういう訳か子供は女の子ばかりです、それでお婿さんを迎えるので養子の因縁とお父さんが言ってもいます。
「それでお父さんもお婿さんで」
「あんた達は三人共よ」
「お婿さん迎えるのね」
「そうなるからね」
 結婚するならこのことは絶対だというのです。
「だからいい人とね」
「結婚するならね」
「そうしなさいね」
「ええ、素敵な人を選ぶわ」
「まず人は外見じゃないわよ」 
 このことを強く言うお母さんでした。
「それに四十になったら生き方が出て来るから」
「お顔によね」
「人相って出るから」 
 このことはお母さんだけでなくお父さんにも他の人にもよく言われます、四十からはお顔に生き方が出て来ると。
「生き方がね」
「いい生き方をしてるといい人相になって」
「悪い生き方をしてるとね」
 それこそ悪いことばかりしている人はというのです。
「悪くなるから」
「人は顔じゃないのね」
「生き方よ」
 これが問題だというのです。
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