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オズのエリカ
第七幕その八
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「そのことはわかっていてね」
「ええ、まずは場所を決めて」
「そこから建物を建てたり猫を集めてね」
「そうしないと駄目っていうのね」
「そうよ、本当に色々としないと駄目よ」
「ここはね」
 エリカは少し考えてからアンに言いました。
「ビリーナの国を参考にしようかしら」
「彼女の国をなの」
「そう、あの国をね」
 あの鶏の国をというのです。
「そう考えているわ」
「そうなのね」
「それでいいでしょ」
「ええ、他の国もね」
「犬の国とかね」
「そうした国を参考にすればね」
 それでと言ったアンでした。
「いいと思うわ」
「そうでしょ、じゃあね」
「建国の時は」
「ビリーナの国や犬の国をね」
「参考にして」
「建国していくわ」
 こう言ってでした、またロシア料理を食べるのでした。お料理の後はお風呂に入ってじっくりと休んで。
 翌朝です、エリカは朝食の場で皆に言いました。
「じゃあ御飯の後は」
「早速なのね」
「ええ、建国にかかるわ」
「本当に貴女迷わないわね」
 アンはエリカの言葉にこう返しました。
「何時でも」
「そうよ、また言うけれど」
「迷わないのね」
「まずは国を建てる場所を決めて」
「そうしてよね」
「建国していくわよ」
「何でもお話してね」
 ここでグリンダも言ってきました、朝食の場に彼女もいます。メニューはサンドイッチやソーセージ、ハム、サラダにスープ、フルーツの盛り合わせにヨーグルトと見事なものです。
 そうしたものを食べつつです、エリカに言うのでした。
「カドリングの図書館に各国の建国の経緯が書かれている本があるから」
「歴史書ね」
「それもあるから」
 だからというのです。
「そうした本も読んでね」
「勉強しながらなのね」
「建国していってね」
「わかったわ、人手も必要だしね」
「それなら魔法で建てられるわ」
 グリンダはエリカにこのことも大丈夫だとお話しました。
「それに頼りになる助っ人も呼べるし」
「助っ人?」
「かかしさんと樵さんよ」
 この二人だというのです。
「実はあの人達と連絡を取っていたの」
「そうだったの」
「それであの人達もね」
「私の建国に協力してくれるの」
「そう言ってるわ」
「あら、頼りになる助っ人ね」
「あの人達と私もいるから」
 グリンダもというのです。
「魔法も使えるわよ」
「そうなのね」
「そう、魔法で建国して」
「後は二人の力も借りて」
「建国してね」
「そうさせてもらうわね、しかしね」
 ここでこうも言ったエリカでした。
「かかしさんと樵さんは本当にね」
「何かとっていうのね」
「関わってくるわね、オズの国のことに」
「ええ、それは当然のことよ」
「オズの国一番の頭
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