第三章
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「そっちも頑張ってね」
「わかりました、そうしてですね」
「ドラマでもね」
「射水市の宣伝をですね」
「していこう、撮影場所は全部市内だから」
「市の宣伝でもあるからですね」
「そうしていくよ、しかし」
市役所の人は腕を組んで考える顔になってこうも言った。
「宣伝しようと思えば色々あるね」
「そう言われますと」
「イミズちゃんがいてくれたら」
「私がですか」
「軸になってくれてね」
宣伝のそれにというのだ。
「色々出来ているよ」
「それは何よりです」
イミズにしてもだった。
「私が市の役に立っているのなら」
「また言うけれど負けていられないからね」
「周りの県にですね」
「県自体がね」
「だからですね」
「若しドラマが成功したら」
射水市を舞台としてたそれがだ。
「もっとね」
「大きくですか」
「今度は県を舞台にしてね」
富山県、この県をというのだ。
「それでだよ」
「ドラマをですか」
「作るかもね、ご当地怪人もいるし」
この富山県にはというのだ。
「彼にも出てもらって」
「あっ、私の友達です」
ご当地怪人と聞いてだ、イミズは市役所の人にすぐに答えた。
「あの人は」
「人なんだ」
「元は熊ですけれど」
「人って呼んだんだ」
「怪人ですけれどいい人ですよ」
「じゃあその彼にも出てもらって」
「そうしてですね」
「若し市のドラマが成功したら」
今度はというのだ。
「その時はね」
「今度は県ですね」
「それでやっていって」
「あの人もですね」
「出てもらうよ」
イミズの友人の怪人にもというのだ。
「富山も負けていられないからね」
「だからですね」
「頑張っていこう」
「全力でそうしていきます」
イミズも応えてだ、そうしてだった。
富山の為に活動していった、ドラマも好評でそこから県のドラマにもなっていった。しかし彼女の富山の為の活動は続くのだった。富山県がよりメジャーになる為に。
射水市のご当地キャラクター 完
2018・10・27
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