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ツインズシーエム/Twins:CM 〜双子の物語〜
ツインレゾナンス
第13話 報告と謎と
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ない橋を渡ることはせず安全第一で、ということだ。その方針をとる方が依頼の達成との両立がしやすいので、エースとミストにとってはありがたい方針であった。
「報告関連は以上だ。何か聞きたいことはあるか?」
「なら1つだけ。俺たちが行き帰りさえ見守ればいいのにも関わらず、俺たちの家にいさせる理由が知りたいです」
ここぞとばかりにエースが今朝考え付いたこの疑問をこの場で放つと、パードレが少し顔をゆがめた。
どうやら、何かがあると予感していた今朝のやりとりは、間違いではなかったようだ。
しかし、その間違いではないときっちり証明できるような中身は、一切得られなかった。
「それはな……すまん。ここでは言えんのだ。これに関しては、最悪生死にかかわる可能性もある」
「……訳が分かりません」
「とにかく、何故お前らの家にいさせているのか……これに関しては、詮索しないでくれ。これはテレノさんからも頼まれたことだ。いくらお前たちでもこれだけは話せない」
どうやら、最も秘密にしておかなければならない部分に触れてしまったらしい。エースとミストは、パードレの姿を見て、それ以上の追求をすることを止めた。そのせいで、場が静まり返る。
それにより、エースたちの背後――扉の方から、今までは聞こえなかったであろう微かな物音が聞こえて来た。パードレが気配を消して扉に近づき、開け放つ。
そこには、急な出来事に固まってしまったセレシアの姿があった。どうやら聞き耳を立てていたらしく、バレたことで怯えた表情になっている。これではさすがにエースたちにもフォローが出来ない。
パードレは厳しい表情で、セレシアを見ていた。
「何をやってるんだ、セレシア・プラントリナ」
「ご、ごめんなさい……。3人が気になってここまで来たら、中で何か言ってるのが聞こえてきて、つい……」
「はぁ……。そういや防音壁を張ってなかったな」
セレシアのやったことに対して、ため息をつくパードレ。本来なら聞き耳を立てていた彼女を怒りたいのだろうが、自身の過失もあることを考慮しているのだろう。怒るに怒れないでいるようだ。
「本来ならば何かしらの処分を課したいところだが、防音を忘れていた俺にも非がある。普段からこの3人と仲がいいということもあるしな。ここでのことは、くれぐれも他言無用で頼むぞ」
「は、はい! 分かりました!」
その結果、他言無用という形で許されたセレシア。
直立不動でパードレの言葉を聞いている最中の彼女の姿は、この場では不謹慎な感想ではあるがおかしかった。普段あそこまで背筋の伸びた姿は、付き合いの長いエースたちでもほとんど見たことがないからだ。
「せっかく開けちまったし、今日はここらへんで報
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