第五章
第54話 自爆
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に寄って行った。体が大きいので、ドスンドスンというような振動が伝わってくる。
「またお手柄だな。たいしたもんだ」
大きな手のひらを乱暴にドン、とクロの頭に乗せて撫でた。
そして将軍はそのラウンド髭の顔を、再度俺のほうに向ける。
「そういえば、なんでお前は脱いでるんだ?」
う……。
「薬を塗っていたんです! リクが火傷してたので!」
エイミーが勝手に先に答えてしまう。
「なるほど。お嬢ちゃんたちに裸を見せているのかと思ったが違ったか」
「そんなわけないでしょ……」
「俺もちょっくら塗ってみるかな」
「どうぞ!」
「あ、それはやめてもらえると嬉しい、かもしれません」
「まあ遠慮するな」
「え? あ、ちょっと待っ……いてえええええええ!」
思いっきり乱暴に塗られた。死ぬかと思った。
というか、さっきから絡まれすぎではなかろうか。
若干の違和感を覚えたが、それも痛みでかき消されていった。
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