暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2211話
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る。
 まず真っ先に目にしたのは、高機動型と呼ぶに相応しい大推力のスラスターだ。
 うん、何が凄いのかと言えば、ヅダよりも推力が高いと言えば、どれくらいの大推力なのかが分かりやすいだろう。
 勿論推力が高いということは、それだけ推進剤の消費も激しいという事で、継戦能力という点では問題があるだろうが。
 けど、ヅダが宇宙用で推力が高いのは分かるが、イフリートは地上戦闘用MSでこの推力……それでいて、ドムのようなホバー能力がある訳でもないのを考えれば、普通に走りながらこの推力を使う訳で、ラルが言う通りかなりピーキーな機体だと言ってもいい。
 その分、使いこなせればかなりの戦力になるだろうが……問題なのは、このMSを使いこなせるだけのパイロットがどのくらいいるのかという事だ。
 ちょっとした精鋭といった程度の腕しかないMSパイロットでは、恐らくイフリートを十分にコントロールするといった真似はまず出来ない。
 それこそ、本当の意味でのエース……ルナ・ジオンではガトーのようなMSパイロットでなければ、イフリートの性能をフルに発揮するのは難しいだろう。
 そんな風に思いつつ、次は武器に視線を向ける。
 武器そのものは機体のように驚くべき事はない。
 専用の大型ヒートソードとショットガンがメイン武装だな。
 それと、頭部にバルカンがあるというのは嬉しいし、敵に接近する為のスモークディスチャージャーも装備、と。
 ……一応ザクマシンガンやザクバズーカは装備可能なので、遠距離攻撃も不足ない。

「結構良さそうな機体だな」

 総合的に見て、俺はそう告げるのだった。
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