2部 ジュエルシード事件
1章 怪しい館にはご用心
終焉2
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な、大体あそこの4時間が現実世界の30分ぐらいの時間しかたってなかった。アリサとすずかが来たのは現実時間で数分だが、俺の時間は2時間以上は探索を終えてた。時間軸が違うからさすがに無理だった。
そのことに関してはアリサとすずかに謝らないとな」
「別に、私たちが勝手に入ったんだし」
「そうだよ、綾君」
「綾、お前の事は信頼はしてる。だがすまなかったな」
「いや、俺も反対の立場なら、もっと怒った声で聴いてたと思う。お互い様だ」
「綾、今回の失踪事件と何か関係があったのかい?」
「あぁ、あの方って言われてた女が入れ知恵をして、あそこの館じゃないな、あの家の息子が怪しい儀式をして・・・」
「ちょっと待ってくれ、何か綾君はそんなオカルトな・・・」
「それこそ変な話だろう。リスティにしろ、退魔師にしろ、普通の人からしたらそれだけでオカルトだ!俺のこの力にしたってな、自分の知らないから信じられないっていうのは変な話だと思わないか?」
「そうだね」
「事故で下半身不随になって、自分の部屋から見える男女が一緒に登校してたり、話しているところを見て、腐っていたんだろう。
ここからは予想なのだが、そんな時にあの方と呼ばれる。
あの女にあったのだろう」
本当にここからは日記を読んだところと予想なのだが
「気に入った女を飽きるまで楽しみ、男は殺され、女も飽きたら殺してたんだろう。
そんな折、仲の良い女の子3人が一緒に歩いて登校していたのだが、最近になって一人の男の子が加わってきました。まだ年場も行かない女の子だから見ているだけで満足だったんだと思う。
なにせ自分にはまだ手元にいるわけだし、だがいつその男が自分のお気に入りの花を折るかもしれないと思い、引き寄せられたってわけ」
「ちょっと待って綾?、まさか・・・」
「ご明察、忍さん。女の子はそこにいる、すずか、アリサ、なのは、なぜか男って一発で見抜いた俺、これも予想だが、俺の事を一方的に知ってるあの女が教えたんだと思う。俺自身もジュエルシードがあそこにある事がわかったから探索と退魔の方かもしれないと思い、狐にリスティ経由で槙原を連れてきてもらったってわけだ。神咲は癒しの方だから難しいかなって思ってね、来たのは俺を見かけて心配になって追いかけてきた勇ましいお嬢さん2人だったのだが、来てくれなかったら、多分俺は死んでたかもしれない。アリサにすずかは俺の命の恩人だ」
「そんなの気にする必要はないわよ・・・友達でしょ」
「綾君が私たちを助けてくれるように私たちも助けるよ」
「概要はこんなところかな」
「黒幕に心当たりは?」
「あるんだが、情報が一切消されていた。クトゥルフ神話って知ってる?」
全員が横に振った。
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