第一章
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ずんだ餅は最高
東北ずん子は弓道だけでなくずんだ餅の為に日々活動している、将来は秋葉原にずんだ餅の店をオープンさせることだが。
このことについてだ、ずん子は友人達に自信を以ていつも言っていた。
「よく東北マイナーって言われるけれど」
「違うっていうのね」
「ずんだ餅は」
「実はっていうのね」
「そう、こんな美味しい甘味他にないわよ」
それ故にというのだ。
「だからね」
「秋葉原にお店オープンしても」
「それでもなのね」
「ちゃんと経営出来る」
「そうだっていうのね」
「そうよ、出来ない筈がないわ」
こう言い切るのだった、いつもは優しく穏やかだが今は確かな口調だ。
「だから今はね」
「もっとなのね」
「ずんだ餅の宣伝をする」
「ずん子ちゃんの力を使って」
「そうしていくのね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「頑張っていくわ」
「それじゃあね」
「私達も協力するわ」
「同じ東北人としてね」
「一肌でも二肌でも脱ぐわ」
「お願いね、ずんだ餅はおはぎにもきなこ餅にも負けないのよ」
そこまでのものだというのだ、日本のお菓子の中でもとりわけメジャーと言っていいこうしたお菓子よりもというのだ。
「ずんだ餅は、そのことを証明する為にも」
「どんどん宣伝ね」
「東北ローカルのお菓子で終わらせないで」
「日本的なメジャーにするのね」
「最近日本のお菓子は世界的に注目されてるし」
和食が注目されると共にだ。
「それにお茶にも合うし元々大豆だから」
「健康にもいい」
「いいこと尽くしよね」
「そうしたことを宣伝していったら」
「絶対によね」
「ええ、秋葉原でお店を開けるわ」
絶対にとだ、こう言ってだった。
ずん子は友人達と共にずんだ餅の宣伝に専念した、そのうえで必死に頑張りそれなりに人々に知られていたが。
しかしだ、それでもだった。
ずん子はネットでのずんだ餅の評判を聞いてそれで友人達にまた話した。
「宣伝に努力した介があって」
「人気出て来たわね」
「東北が生んだ美味しいお菓子ってね」
「そう言われてるわね」
「人気は上々よ」
「ええ、ただね」
それでもとだ、ずん子は難しい顔で言うのだった。
「まだね」
「メジャーかっていうと」
「おはぎやきな粉餅程かっていうと」
「それは難しいわね」
「そうだとは言えないわね」
「ええ、そうよ」
その通りだというのだ。
「だからね」
「ここはね」
「もっと努力が必要ってことね」
「ずんだ餅をもっとメジャーに」
「そう努力していくことね」
「ええ、それと」
さらに言うずん子だった。
「ずんだ餅は枝豆から作るから」
「それでよね」
「枝豆は大
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