第一章
[2]次話
目指せハイスコア
ジスたんが働いている岡山県倉敷市のゲームセンターでは多くのゲーム機がある、だが。
店長がジスたんにある日こんなことを言った。
「シューティングや格闘がね」
「最近は」
「前より人気がないね」
「昔は凄かったですね」
ジスたんはかつてのシューティングや格闘ゲームのことを述べた。
「本当に」
「そうだったね」
「今はUFOキャッチャーとか」
「そっちの方が人気だよね」
「そうなりましたね」
「それで思うんだけれど」
ジスたんに考える顔で言うのだった。
「今度企画でね」
「それで、ですか」
「うちの店でゲーム大会しようか」
「いい考えですね」
店長のそのアイディアを聞いてだ、ジスたんは明るい声で応えた。
「それじゃあ」
「ゲームも選んで」
「そうしてですね」
「やっていこう、そうだね」
店長はジスたんに考える顔でさらに述べた。
「シューティングも格闘もね」
「どちらもですね」
「面白い」
まさにというのだ。
「そうしたゲームを選んで」
「そのうえで」
「大会を開こう」
「じゃあゲーム選びましょう」
「そうしていこう」
まずはこれからだった、二人は早速ゲームを選びだした。他の店員達も交えての会議となってだった。
店長はジスたんにも店員達にも話した。
「大会のゲームは名作を選ぼうか」
「今のゲームよりですか」
「かつての名作ですか」
「そうしよう、昔のゲームはね」
それこそというのだ。
「難しいけれどやりがいがあった」
「そうしたゲーム多かったですね」
ジスたんも店長の言葉を聞いて言った。
「本当に」
「だからね」
それ故にというのだ。
「レトロなファンを呼ぶことも考えて」
「その意味でも」
「ここは昔のゲームを出して」
伝説とさえ言っていい名作達をだ。
「そうしてね」
「大会を開いて」
「シューティングも格闘も」
「どちらのジャンルのゲームも」
「もう一度沢山の人に沢山プレイしてもらおう」
店長はこう言ってだ、そうしてだった。
ジスたんに他の店員達の意見を聞いた、全員それぞれの意見を言っていって議論は白熱した、ジスたんもそうした。
今のゲームで行うべきという意見もあれば具体的にどのゲームでやるかという話にもなった、だがその激論の末に。
基本店長が言う名作で大会を行うことになった、それはシューティングはモアイ像が出て来る基本横スクロールでファミコンにも移植されたゲームだった。格闘ゲームは2ラインバトルが有名なゲームとなった。
その二つのゲームを観てだ、ジスたんは思わず唸った。
「この二つは」
「いいよね」
「凄いですね」
ジスたんは唸る口調で店長に答えた。
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