08.イベントに盛り上がる者達の観察日記(?)
HAPPY HALLOWEEN!!
琴葉と涼花のDEADレース! D
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の前に現れ、そして能力で剣を生成して、其れを振るってきた相手を睨み付ける。
其処には、真っ黒い姿をした琴葉お姉ちゃんが居た。
◇◆琴葉視点◆◇
あーあ、何も無い。結局楽しい遊びだと思って引っ掛かった罠も、楽しくない。
最早、私に楽しい事なんて無い?
あ、でもそう言えば。
最近の引き籠もり生活の中で、アレだけは一寸楽しかったな。学生が友達を虐めて、其れがバレて退学したニュース。他人との関わり方を再確認した。
後は……死ぬ事? まぁ、色々死に方を研究するのは楽しいかも知れない。
どれだけ死んでも良いからね、私は。んふふふ。
『ヨワッ。ヤッパリ、ノウリョクガナイオマエハタダノニンゲンイカノソンザイ』
うーむ、聞き辛い。金属音が煩い。お化けが集まってきたら如何す…………
―――ドンドンドンドン!!!
あ、来ちゃったじゃん。死神さん再来じゃん。
まぁいいや。日頃のストレス、全部私の分身ちゃんで解消してやる。
―――化け物!!
―――お前なんか…………お前なんかどっか行っちまえ!!
―――君、如何為てそんなに使えないの…………ハァ。
―――琴葉さん、近寄らないで下さい。
―――死んで良いよ、琴葉君! ………と言うか
死んで?
そうそう、何でも良い何でも良い。
代わりに私の中身は捨ててやる。
私に意味なんて無いからな!
能力保持者何て、此の世には必要無いんだからな!!
…………ック、ははは。ずうっと能力に夢を持っていたのに、もうその夢も無いし。何もする気も無いし。
あああああああ暇。暇だ。
周りは皆、針を飲んだり、針を飲ませたり、薬を飲んだり、薬を飲まされたり、殴ったり、殴られたり、刺したり、刺されたり等々々しているが。
辿り着く場所は結局一緒。皆みんな、同じトコで、同じ様になる。
だけど私は其処には行けない。
何でだろ。だって、行きたくない奴が其処に行けるんだよ? 行きたい奴が行けないのは不公平だ。
こんなどーしよーもない、すくいよーもない躰、どっかに捨て去って、みんなと同じトコに行ける様に、どーかカミサマ、してくださいな?
『ナニガシタイノ? マモッテバッカ、ツマラナイ。モットオオサワギシヨウ!!』
私を見たことがあるのは誰も居ない。
だって、私はよく分からないんだもん。んふふ。
…………あー疲れた。
私、若しかして結構ナルシスト入ってる?
否、そんな事どーでもいーや。
みんな死んじゃうんだから、チョットくらい、みんなの言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ