暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
「いってきます」〜Happy day〜
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わけにはいかない。ルシルとフェイトは頷き合って確認している。これなら大丈夫そうだ。もうルシルとフェイトの心配はもう必要ないかな。あとは・・・そうだね。

「なのは。ちょっといいかな」

「ぅく、っく・・・なに・・・?」

必死に涙を拭って、笑おうとしているなのは。そんななのはがとても愛おしい。だからテルミナス如きに奪わせない。

「トロイメライ、預かってくれるかな・・・?」

「え?」

右手の中指にはめた待機状態となっている“トロイメライ”の指環をなのはに手渡す。驚いたような目をして、何度も私と“トロイメライ”を交互に見る。

「トロイメライは残していくよ。勝手だけどごめんね。なのは達に私の事を忘れてほしくないんだ」

そう言ったら、なのは達の顔色が一気に変わった。

「忘れるわけないよ!!」

「そうだよ! これからもずっと友達だよ!」

「もう会えなくなるとしても、私らはずっと友達や!!」

「そうですよ! あたしは絶対に忘れません!」

「あたしもです! シャルさんと一緒に過ごした時間は忘れません」

「私もです。シャルさんとの時間はとても楽しいものでした。だから忘れる事なんてありえないです」

「僕もです! 僕もシャルさんの事ずっと忘れません!」

「シャルさん、わたしもずっとシャルさんのこと憶えてます」

「リインもです!」

「もちろん私もよ、フライハイトちゃん」

「えっと・・・、ありがとう、みんな。でもビックリしたよ。そう・・・だよね。うん。私も絶対に忘れないよ、みんなの事」

嬉しいことを言ってくれる本当の友達。だから心配せずに行けるよ。なのは達がそう言うなら、きっと忘れないでいてくれると信じられるから。

「僕だって忘れないよ。なのはの次に友達になってくれたシャルだから」

「そうだな。僕としても今までの人生の中で、一番驚かされたのはシャルだったからな。出会ってすぐに怒鳴られるわ、殴られるわで大変だったな」

「あー、そう言えばクロノはそうだったっけ?」

あはは、懐かしいな。

「フライハイト」

「シグナム・・・」

「預けていた勝負だが・・・。私の負けでかまわん」

「・・・へぇ。どういう風の吹きまわし?」

シグナムがそんなこと言うなんて。

「お前の本当の力を見た以上、勝てるなどとは思わん」

「そう。シグナムがそう言うなら私の勝ちね。・・・じゃあシグナム、元気でね」

この世界での最高のライバルだったシグナムと握手を交わす。

「ヴィータも元気でね」

「おう。じゃあな、シャルロッテ」

「・・・ヴィータ。・・・うん、ヴィーちゃん」

「なんだそれ!?」

はいはい、こんな事でい
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