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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
ナジミの塔
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に見せてもらいたいよ!」
リュカ以外の男性が発した言葉なら、間違いなくハツキの鉄拳が炸裂していたであろう。(意外にハツキは腕力があるのだ!)
しかしリュカの発言となると対応が変わる。
更に体を押し付けリュカの腕に胸を押し当てる。
程なく風の吹き込まない空間へ入りアルルとウルフがリュカから離れる。

しかしハツキはリュカの腕にしがみついたまま離れない。
「…あの…ハツキさん?…離れて…」
「でも…リュカさん、オッパイ好きでしょ!?」
「うん。大好きだよ!でもね…今は歩きづらいから…離れて…」
そしてハツキも、渋々離れる…
リュカに責任は取れるのでしょうか………………?


『フロッガー』や『人面蝶』と言ったモンスター達と幾度も戦闘をし、アルル達は最上階へと到達した。
其処には一人の老人が…
狭いが整頓された綺麗な部屋…
老人が一人で暮らしているとはいえ、明るい内装の部屋。

リュカは思わず叫ぶ。
「何だ此処!何でこの塔は人気なんだ?そんなに暮らし易いのか?」
「ふぉふぉふぉ…人嫌いの老人からすると暮らし易い事この上ないぞ!」
老人はリュカの発言に気分を害した風もなく、楽しそうに笑い出す。
「あの、ご老人…実は…」
アルルが意を決して老人に話しかける…が、
「これじゃろ!」
アルルの言葉を聞く前に、懐から1本の鍵を取り出しアルルに見せる。

「儂は夢でお前さん達に盗賊の鍵を渡すのを見たんじゃ…ほれ、持って行くが良い」
「ありがとうございます」
「うむ。礼はいい…早う世界を平和にしてくれ…」
アルルは力強く頷くと老人の元を後にする。
これで魔法の玉を手に入れれば、世界へ羽ばたく事が出来る!
打倒バラモスという目標へ近付く事が出来る!
アルル達の決意は強まった!
アルル、ハツキ、ウルフ、3人はそれぞれ強まった決意を胸に、塔を下りて行く…
リュカは…面倒事に首を突っ込んだ事に少々後悔をしている…
何でこの男がもてるのか些か疑問である?



<レーベ>

バン!
「爺!約束通り盗賊の鍵を取り戻してきたぞ!玉よこせ!」
勢い良くドアを叩き開け不躾に叫ぶリュカ…
「騒がしいのぉ〜…ほれ、魔法の玉ならそこの箱の中に入っとる。勝手に持って行け!」
そう言い顎で部屋の隅にある箱を刺す老人。

アルルは箱に近付き開けようとする…が、開かない!鍵がかかっている。
「あの!開かないんですが!」
「鍵がかかったままじゃ開く訳が無かろう!開けて取り出せ!」
「………あの…鍵は?」
「何じゃ!?取り戻したんじゃ無いのか?それで開けてサッサと立ち去れ!」

「ん?ちょっと待て爺!それじゃ何か…この鍵が無かったら魔法の玉を取り出す事が出来なかったのか!?」
「それがどうした!?」

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