第25話。変人とセバスチャン。
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完璧。まるで人間見たいだ。しかし関節部が微妙。結果としてバランスが・・・・
「少しぐらい妥協しなさい晋吾。セブだって、いつまでも達磨さんじゃ可哀想じゃない。」
「な・・んだと?」
姉ちゃんに諭されるとわ・・・・
「まぁ・・我慢するかの。改めてよろしゅうな。セバスチャン」
「ああ。今まで働けなかった分存分に働くぞマスター。」
働きもののセバスチャンであった。
3月に入りかけたある日の晩こと。
「親父。人間ドックって知ってるか?」
「人間・・ドック?犬?」
「確か日本語訳は船渠せんきょやったかの?」
「・・・・もしかして病院?」
「Yes」
そう言うと逃げようとする親父。しかし舞弥姉ちゃんに拿捕される。どこに逃げようと思ったんだ?
「放すんだー。放すんだ舞弥ー。」
「すみません切継。しかし、私も不安なのです。」
「え?何?切継さんどこか悪いの?」
「それを調べてもらうのが人間ドックやろが」
パタパタと暴れる親父を抑える舞弥姉ちゃん。なんかシュールだ。
「まぁ、ええ。明日行くからな。」
「明日!?」
「おう。もう病院はおさえてるんよ。」
「ニイさん相変わらず行動が速いな。」
「それが俺の強みです。」
特に深く考えず、親父ぐらいの年齢なら定期健診ぐらいしないとなーと思っていた晋吾。
しかし、この行動が衛宮家を大きく動かすとは露にも思えるはずがなかった。
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