第25話。変人とセバスチャン。
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の娘とかに貰ってたりもしていた。
意味合いとしては一成のおこぼれと言うのが近かったりする。
「へ〜。ふ〜ん。そう。」
「俺。凛ちゃんからも欲しかったんやけどなー」
「え?あ・・・・ん・・ゴホン。そっ・・そう?」
「マブダチなのに義理チョコくれないのはないわー」
「・・・・なんか釈然としないわね。」
まぁ、恋だの愛だのそんなのかんけーねぇいつもの晋吾であった。
ちなみに士郎は、兄も凛からチョコを貰っていないことを知り、
まだまだ望みはあると、来年はもっと凛ちゃんと仲良くなることを強く決意するのであった
爺ちゃんから頼んでおいた素材が来た。
ダマスカス鋼だってさ。・・・・包丁でも作れと言うのか?木目状の模様を持つ金属を見る。
「へぇ。ダマスカス鋼なんて流石お爺様ね。」
マジで?姉ちゃん曰く、柔軟性に富み、木目に沿って容易な魔力伝達が可能な金属とのこと。
「爺ちゃんからくるからファンタジー鉱石が来るもんだと思ってたわ」
「ファンタジー鉱石?」
「ミスリルとかオリハルコン的な。」
「んー。でも一般的にダマスカス鋼は製造方がはっきりしないという神秘が含まれているわ」
え?ああ。そうか、この世界ではまだ分かっていないのか。魔術師たちが神秘を減らさないように化学的研究をさせないとか?
気を取り直して製作に入る。ダマスカス鋼は刀剣の金属として有名で、
もし絹のネッカチーフが刃の上に落ちると自分の重みで真っ二つになり、鉄の鎧を切っても刃こぼれせす、柳の枝のようにしなやかで曲げても折れず、手を放せば軽い音とともに真っ直ぐになる
なんて伝説もあるぐらい有名である。まぁ、海外版日本刀のようだ。
この世界だからか知らんが、その伝説が誇張ではないことが分かった。本当に柳の枝みたいにしなって戻った。ねぇわ。って思った。
ありえねーと思ってもこの柔軟性は非常に助かる。と、言うことで。
「シロちゃん。複製頼む。」
「ホントにいいのか?こんなことして?」
「ダイジョーブデース。」
不安を煽る博士のような発言をしてシロちゃんに投影を促す。なんかあった時のストックは必要なのだよ。おもに壊れた時とかね。
ちなみにシロちゃんは金属の投影が得意らしい。一番楽なのは銅だってさ
親父曰くだけど属性が金属なんだと。なんかカッコいいよな属性・金属。・・・・やっぱ厨二か。
2回目なのでサクサクと作業が進み、1週間後、完成に至る。
「どう?セブ」
「うむ。悪くない。新鮮な感覚だな。」
「う〜〜ん。ええんやけど・・う〜〜〜〜ん」
びみょーだ。腕や足のしなやかさは
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