暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスコアガール 前世がゲームオタクの俺がラブコメを展開するのは間違っている件
確かみてみろ!!
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であった同じキャラを使用可能な同キャラ戦や、バイソン、バルログ、サガット、ベガの四天王キャラの使用を可能とし、各キャラの必殺技も調整されて、格闘ゲームブームを加速させた名作である。

「そうなんだ」

「何だ知らないのか日高」

「私。ゲームやらないから」

「マジかよ。でも流石にFCくらいは持ってなくてもプレイした事くらいはあるだろ」

「ううん。一度もない」

何だろうな。ここまで無趣味な奴も逆に珍しいな。

「ならダッシュをプレイしてみろよ日高」

「え!?」

日高が驚いた表情に変わる。

「でも私、ゲームをプレイした事ないよ」

「上手い人間以外がゲームしちゃいけない何てルールはねえよ。ハマるハマらない以前に、やってみないと分からない事もあるからな。試しにやってみろよ」

「う、うん」

日高はダッシュをプレイする。初めてのゲームでレバーとボタンを確認しながら動かしていた。その初々しいレバーやボタン操作に初心者にありがちな行動に懐かしい感じがするな。なお、日高が選んだキャラクターはザンギエフだった。

(ザンギを選んだ。女子の初心者なら女性キャラの春麗を選ぶ事が多いのにな)

ザンギの女性プレイヤー。何だろうな……日高は大野と違うのに何処か大野を思い出すな。今頃アイツは如何してるんだろうな。

「え、え〜とこうして」

日高は初めてのゲームで悪戦苦闘だ。典型的なレバーやボタンをめちゃくちゃに押してプレイしている典型的なガチャ戦法だった。まあ、ゲームを初めてプレイする初心者はだいたいこんなもんだろうと思ったけ。だけど、日高のプレイに俺は驚いた。

『ハア!』

「あ、何か技がでた」

おいおいスクリューパイルドライバー。素人のガチャ戦法は波動拳や昇龍拳が出せるレベルなのに、ガチャで一回転が出せるなおい。

その次はザンギのヘッドバットで対空している。動きは完全に素人のガチャ戦法そのものだが、何故か的確に攻撃をヒットして流れを掴んでるように思えた。俺がそう思っていた時に、また奇跡は起こった。

『ハア!』

またスクリュー!ガチャ戦法で玄人でも難しい一回転コマンドを二回も成功させてる。偶然にしては上手く行きすぎだろ。何だろうな……まるでゲームセンスの塊を見ている気分は、三年前の大野と同じレベルのゲーマーにあった気分だよ。

「や、矢口君……もう変わって。何か怖くなってきた」

何言ってんだよ。俺にはないゲームの才能を見せておいてよく言うよ。本当に今日はじめてゲームをプレイした初心者のプレイ内容じゃないだろ。自覚してない日高に代わって俺がザンギの続きをプレイした。基本的にザンギは使わないが、それでもゲームクリアが出来ないほど慣れていないわけでもないので、苦
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