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ヘタリア学園
第七千三百六十一話  死ぬまでに時間がかかる

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第七千三百六十一話  死ぬまでに時間がかかる
 イタリアとドイツは今度は日本にある女性だけの歌劇団である宝塚部の舞台を観ました、その部隊はといいますと。
「派手だね、これも」
「見事な舞台だがな」
 ドイツはイタリアに応えて言いました。
「派手かというとな」
「凄いよね」
「しかもだ」
 ここでこのことを指摘したドイツでした。
「歌舞伎でもそうだったが」
「歌舞伎でもっていうと」
「死ぬまでに時間がかかるな」
「あっ、そうだね」
 丁度今クライマックスの主人公が死ぬ場面です。
「何か倒れてからね」
「台詞が長くてな」
「オペラ以上に長いね」
 その死ぬ場面がです。
「特撮だとあっさりなのに」
「爆発してな、しかし宝塚は」
 歌舞伎と同じかそれ以上にです、見れば死ぬまでにかなり時間がかかっていてそのことに気付いた二国でした。


第七千三百六十一話   完


               2018・10・26

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