機動戦士ガンダム
2208話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
MAという兵器プラットフォームである以上、メガ粒子砲を使うのにもそこまで苦戦する事はない。
ムサイ級を始めとした軍艦がメガ粒子砲を積んでいるのを考えれば、その辺は明らかだろう。
「そうか。ただ、ビーム兵器は間違いなくこれから先のメインウェポンになっていくだろうから、開発は諦めないで続けてくれ」
それは、間違いのない事実。
これまでSEED世界とW世界というガンダムの世界を見てきたが、やはり主力はビーム兵器だった。
もっとも、もしかしたら……本当にもしかしたら、俺が既に忘れ去った原作知識の中で、ビーム兵器の類が殆ど出てこないガンダムシリーズとかあるかもしれないが……少なくても、このUC世界においてはビーム兵器がメインになるのは間違いないと思う。
とはいえ、だからといって実弾兵器が廃れるかと言われれば、それもまた違う。
ビーム兵器の方がメインになるのは間違いないが、実弾兵器が廃れるという可能性は万に一つもない。……と、思う。
実際、ビーム兵器と重力波砲がメインになっているシャドウミラーでも、実弾兵器は普通に使われているし。
M950マシンガンとか、かなり優秀な性能を持っている。
ミサイルの類も、S-11ミサイルを始めとして強力な武器が備わっているし。
フレイヤは……あれは実弾に含めていいのかどうか、正直微妙だが。
「ええ、分かっています。……というか、ビーム兵器はどうしても新しい兵器だけに、その信頼度はそこまで高くありませんしね。そういう意味で、枯れた技術の実弾兵器というのはパイロットも信用して使う事が出来ますから」
技術者のその言葉に、なるほどと頷く。
実際のところ、この技術者がどこまで本腰を入れて武器の研究をしているのかというのは、表面上からでは分からない。
とはいえ、ジオン軍が使っているザクに対抗する為というのを考えれば、ヅダの有用性を示す為には当然のようにそちらに集中してもおかしくはないだろう。
……もっとも、当然の話だがヅダの改修の為にルナ・ジオンにやって来た技術者の数はそこまで多くはない。
ヅダの改修の他にヅダのバリエーションを検討し、新型の実弾兵器を開発し、その上でビーム兵器まで開発するとなると……どうしても人数が足りなくなる。
ジオニック社やMIP社、連邦の技術者といった面々の力を借りても、その全てに手が回る訳ではない。
そうなると、当然の話だが優先順位を付けていく必要があり……ビーム兵器は恐らく下位に回されるだろう。
本来なら重要度が高いのは分かっているのだろうが、技術的な難易度という点ではやはりそちらが一番難しいのだ。
そうである以上、取りあえずどうにか出来る場所から……という風に考えてもおかしな話ではない。
いや、寧ろそれは当然だと言ってもい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ