暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
悪夢(笑)
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んは男装のようだ。水色の帽子にシャツ、青色のハーフパンツ。なかなか似合っていますよ。
ん? 少し待ちたまえ。それ以前に今日のルシルちゃんはおかしい。
何故なら頭の横から動物の耳のようなものが生えている。
その耳のようなものを揺らしながら廊下の奥からトテトテ駆け寄ってくるルシルちゃん。
その姿が愛らしく、ただ私は挨拶をしようとした。おはよう、と。ただそれだけを言った。

「ワッフー! ワッフー! ルプルドゥー!」

私の挨拶に対してルシルちゃんは、どこの言語とも解からない言葉で何か喋った後、ものすごい勢いで走り去っていった。
それからすぐにエリオ三等陸士とキャロ三等陸士とリインフォースU曹長がルシルちゃんを追い駆けるかのように走り去っていった。
3人が過ぎ去った後、さらに小さく丸い赤い生物が「ムゥムゥ」と鳴きながら、大群でルシルちゃん達を追って行った。

「なんて足の速さ!」

「ティア、エリオ達から連絡が途絶えた! 何かあったっぽい!」

今度はスバル二等陸士とティアナ二等陸士だ。
彼女たちは私に気付くと、ルシルちゃんがどこへ行ったかと尋ねてきた。
私は正直にルシルちゃんの向かった先を指差し、彼女たちを見送った。

何とも騒がしい朝だが、ルシルちゃんを見れただけで十分だ。
再びオフィスへと向かおうとした時、今度はエリオ、キャロの両三等陸士、スバル、ティアナの両二等陸士、そして最後にリイン曹長が逆走してきた。
その表情は必死ともいえる険しいものだった。
遅れて地響きとともに廊下の奥からやって来たのはルシルちゃん。と、ルシルちゃんが乗る大きなサル?の群れ。

――オコリザル×20&猿回しルシルが現れた――

「ワフィ ユゥートゥ リラナ ワフィ ルプー ルラナ セアヴィドゥ♪」

ものすごい勢いで迫る、不思議な言語でノリノリで歌うルシルちゃんとサルの群れ。私は群れに飲まれる寸前で廊下の壁にへばり付くことで回避、難を逃れた。その日、ルシルちゃんは1日寮で休んだとさ(泣)


4月10日:雨

朝起きて、元気よく隊舎に出勤。雨だろうが雪だろうが嵐だろうが関係ない。
何故なら今日もルシルちゃんが見れるから。だから苦手な早起きも容易だ。
おはよう!と元気にオフィスへ到着。
さぁ今日もルシルちゃんと会えるかなぁっと思っていた時、見てはいけないモノを見た。
信じたくはないもの。あってはいけないもの。

「良かったねぇ、ルシル君。元に戻れて♪」

「ああ。とは言っても、ここ数日の記憶はないけどな。一体、何をやっていたのかが判らない事が不安でしょうがないよ」

ルシリオン氏がなのは隊長と一緒にいた。大人の、男のルシリオン氏が目の前にいる。
それはつまり・・・

「ルシルちゃぁぁぁぁーー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ