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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
悪夢(笑)
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材リセットベリーのタルト!」
「シャルちゃん、今度は大丈夫?」
「絶対大丈夫! 何せ英知の書庫アルヴィトの資料を読み漁ったんだから! 見て、この目の下のクマ。あんまり寝てない証拠だよ」
「まぁ何はともあれ解決か」
「ほう、少し寂しそうじゃないかヴィータ。もう少しお姉ちゃんと呼ばれたかったか?」
「そうじゃねぇよ!」
「ヴィータちゃんは素直じゃないですねー」
「うっせぇ」
「じゃあルシル。これ食べて」
「あ、はい。いただきます。・・・・」
「「「「「「・・・・??」」」」」」
「ねぇシャル。ルシルが元に戻らないんだけど・・・」
「おかしいなぁ。これ食べれば元に戻るはずなんだけど」
「ルシルさん・・・?」
「ルシルパパ?」
ドサッ。
「きゃぁぁぁぁ! 大丈夫ですか、ルシルさん!」
「は、早く医務室へ!」
ここで音声記録は終わっています。
シャルロッテ様の目論見は潰えた。やはり天は我々を見捨てるつもりはないようだ。
そのまま昼休みは終わりとなり、我々もオフィスへと戻った。
オフィスで書類を整理していると、我らがルシルちゃんが私のいる区画へと来た。
ルシルちゃんは何も手に持っていない。この場合、頼めばお茶を運んでくるということだ。
だから私は天使のような可愛いルシルちゃんにお茶をお願いした。
「は? お茶? わたくしに頼みたいのなら跪いて乞うがいいわ、この豚」
女王様ぁぁぁぁーーーー!!
あの純粋無垢で可憐で穢れを知らないルシルちゃんが女王様に!?
何故だ!? 午前中は確かに昨日と同じ天使ちゃんだったのに・・・。
ここで気付く。先程のシャルロッテ様の料理。あれこそが原因だ。
「どうしたの? 跪くの? 跪かないの?ていうか話しかけないで、この豚。次に話しかけたらお仕置きよ?」
そう言って去ろうとしたので、つい私は声をかけた。
「あら、失礼で下賤で野蛮なクセしてわたくしの行く手を邪魔するの? いいわ、今すぐそこに跪きなさいな、この豚。ぶーぶーと鳴いてごらんなさいな、ほら」
今までにない威圧感に飲まれ、私は跪いた。周囲の視線は何故か気にならない。何故なら今、私は、私とルシルちゃんだけの世界にいるのだから。
そしてルシルちゃんに足蹴にされる私の頭。これはこれでいい。ご褒美です、嬉しいです、もっと踏んでください。あぁ、最高です女王様!!
「せ、セインテスト君!? な、なななな何してるの!?」
「あ、シャマル先生! 何でもないですよー♪!」
あぁ、私の頭からルシルちゃんの足が離れていく。結局、この日はもうルシルちゃんが隊舎を闊歩することはなかった。
4月9日:曇り
今日のルシルちゃ
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