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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2207話
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く。

「そう言えば、アクセル代表はこの世界の人間という訳じゃなかったんですよね。CAD・CAMシステムというのは、この世界で連邦軍だけが使っているシステムです。簡単に言えば、設計図を入力すれば、後は全自動でMSを作ってくれるという……かなり高性能なシステムですね」
「それは、何で連邦軍だけなんだ? そんなに便利なら、別にジオン軍で使ってもいいと思うんだが」
「色々と事情がありますが……簡単に言えば、かなりの機密、連邦軍も外に出すような真似はしないんですよ」

 あー……なるほど。
 まぁ、そこまで便利な代物があるのなら、それを他の勢力に……ましてや、明らかに自分達と敵対するだろう存在に渡すような真似をする筈もないか。
 そんな真似をすれば、文字通りの意味で自分達の首を絞めるようなものだと、理解しているのだろう。
 それは分からないではない。ないのだが……さて、それを知った俺達はどうするべきか。
 CAD・CAMシステムは設計図を入れれば全自動で機体を作る事が出来るというのは、シャドウミラーにとっても、そして当然のようにルナ・ジオンにとってもありがたい代物なのは間違いない。
 特にヅダのような機体を量産するには、最適だと言ってもいいだろう。
 ……まぁ、シャドウミラーの場合はバッタ、コバッタ、量産型Wが指示すれば機体を作ったり出来るので、ある意味連邦軍のCAD・CAMシステムとは別の全自動システムと言ってもいいのだが。
 そんな風に考えつつも、取りあえずいつかは……何らかの理由を付けて入手をしようと考える。
 もっとも、そういうシステムがあると技術班に言えば、それを更に改良したのを作ってくれそうな気もするのだが……そのCAD・CAMシステムもまた、UC世界における独自の技術と言ってもいい。
 であれば、やはり入手しておいた方がいいのは間違いないだろう。

「欲しいな、それ」
「そうですね。CAD・CAMシステムがあれば、ヅダを量産する上で便利でしょうし」

 その言葉は、ある意味でジオン軍がこれから先、苦戦するのだというのを示しているかのようでもあった。
 実際問題、現在はまだ連邦軍でMSの開発は成功していないが、もし開発が成功すれば、どうなるのかは考えるまでもないだろう。
 CAD・CAMシステムを使えば、それこそ本当の意味で24時間体制でMSを量産し続ける事が出来るのだ。
 勿論そのような真似をするとなると、MSを量産するだけの資源が必要となるのは間違いない。
 ぶっちゃけ、ジオン軍であればそのような真似は資源不足で無理かもしれないが……ジオン公国の30倍以上の国力を持っている連邦であれば、そのような無茶も出来る。
 かなり単純化した、あくまでも理論上の話ではあるが、ジオン軍がMSを1機作る間に、連邦軍は
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