第一章
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い」
それこそという言葉だった。
「最近話題のアマ何とかにも負けておらんぞ」
「どんな本でもですね」
「出せる、だからまた何か欲しい時があればな」
その時はとだ、葛葉は初老の客に微笑んで述べた。
「言うがいい」
「それでは」
初老の客は微笑んで答えた、そうして谷崎潤一郎全集を買ってから笑顔で店を後にした。この客が最後でこの日は店を閉めたが。
店を閉めてすぐにだった、葛葉は店の中で店主と共に夕食を食べた。店主は若いが地味な外見の頼りなさそうな男だ。
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