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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica24とある母親の覚悟〜Mother's love〜
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ト。何の作戦も無いしにヴィヴィオに危ない事をさせるわけがないだろうが』

「ふーん。じゃあどんな作戦を立てたわけ? 以前からって話だし、フェイトとなのはが納得できるレベルのものなんでしょ?」

そう言って呆れるルシル君にアリシアちゃんがそう聞いたんだけど、『それは秘密だ』ってルシル君は首を横に振った。なんで?と思う前に「その作戦までに私たちが捕まったら洩れるから?」って確認してみた。

『そうだ。アリサですら捕まってしまうような状況だ。君たちの実力に疑う余地なんて無いけど、万が一がある。それを考え、本作戦は俺とシャルとアイリ、そしてヴィヴィオの4人だけが知るようにしておきたい』

ヴィヴィオの母親として知ってはおきたいけど、ルシル君の言うことにも一理あるから反論は無い。だから「判った。ヴィヴィオとルシル君たちを信じる」って、私はヴィヴィオ達の作戦を受け入れることにした。

「なのは!?」

「フェイトちゃん。信じてあげようよ。私とフェイトちゃんの娘でしょ?」

「むぅ・・・。はぁ。なのはママがそこまで言うなら私も受け入れるしかないでしょ」

ちょっと膨れっ面なフェイトちゃんの頭を「ありがと〜♪」って頭を撫でる。

『なのはママ、フェイトママ。我儘を聞いてくれてありがとう!』

『ありがとう、なのは、フェイト。ヴィヴィオは責任を持って預かる。最後の大隊を潰すまで、いや潰した後でもヴィヴィオを守り抜く。完全に不安は拭えないだろうが・・・』

ヴィヴィオとルシル君が頭を下げたから、私は「はい」って微笑みながら頷き応えた。その後はヴィヴィオやみんなからの『おやすみなさーい!』の挨拶に、私たちも「おやすみなさい!」と返して通信を切った。

「ヴィヴィオ、結構な冒険をするようになったね。自分から捕まりに行って大隊の本拠地を探る、なんて・・・」

「うぅ、なんかもう今晩は眠れないかも・・・」

「フェイトちゃん。もうちょっと強くなろうか、精神的に」

フェイトちゃんの過保護は、フェイトちゃんの生い立ちにも関係してるから強くは言えない。でももう少しヴィヴィオを信じてあげても良いと思う。ヴィヴィオの側には次元世界でも指折りな実力者が揃っているんだし。ルシル君だって馬鹿じゃない。しっかりとした作戦を立てていて、ヴィヴィオもしっかり守ってくれると思う。

「どんな作戦か、いつから始めるのか、それが判ってればもう少し落ち着きを取り戻せると思うけど・・・」

「ルシル君のさっきの様子だと秘密って言われそうだよね・・・」

「もぉ〜・・・」

アリシアちゃんと私の会話にフェイトちゃんがテーブルに突っ伏した。とにかく、承諾しちゃった以上はルシル君たちを信じるしかないわけで。

「ホント、お願いするよ」


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