暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica24とある母親の覚悟〜Mother's love〜
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。そこだけはしっかり確認しておきたい。私の問いにヴィヴィオは『解かってるつもりだよ』って一切の揺らぎを見せない瞳を向けてきた。

『あの、私たちもヴィヴィオさんの決意には負けてしまい、ヴィヴィオさんの作戦を了承してしまいました』

『ヴィヴィオの頑固さには負けました・・・』

アインハルトちゃんとイクスが肩を落とした。コロナちゃんやリオちゃんも苦笑しちゃってるし。フォルセティはフェイトちゃんみたく、不安そうな表情をこれでもかっていうレベルで浮かべてる。うちの娘が本当にごめんなさい。

『なのはママ、フェイトママ。お願いします!』

「ヴィヴィオ。お願いだからやめ・・・」

「待ってフェイトちゃん。・・・シャルちゃん達は何か言ってる?」

『アリサさん達が倒された後に提案したんだけど・・・。すぐには答えは出せないから保留にするって、ルシルさんが・・・』

完全に却下したわけじゃないんだ、ルシル君。だからフェイトちゃんは「もう! なんで止めないの、ルシルは!」ってお冠だ。

『それについては俺から話そう』

とそこに、ルシル君が部屋のドアを開けて入ってきたんだけど、フォルセティから『お父さん。ここ女の子の部屋なんだから、ノックしないとダメ』って怒られちゃった。

『あ、すまん。お邪魔します』

『あ、はい、どうぞ』

改めてヴィヴィオ達に入室したことへの挨拶をして一礼すると、ヴィヴィオ達も一礼で返した。そして咳払い1回したルシル君は『本題に戻そう』って私たちに向き直った。

「ルシル。ヴィヴィオの提案を保留じゃなくてキッチリ断って。危ないからダメだって」

『いや? 俺は止めないよ。ヴィヴィオの案は通すことにした。というか、実はな・・・最後の大隊の本拠地を捉えるために以前から・・・その・・・なんだ、ヴィヴィオの言うような囮作戦を立てていたんだ』

「〜〜〜っ!」

フェイトちゃんは顔を赤くするほどまでに怒って、「ルシル!」って怒鳴った。フェイトちゃんに気圧されたヴィヴィオ達がビクッと肩を竦ませる。でもルシル君は涼しい顔をしたままで『ヴィヴィオの決意は無駄には出来ないだろ』って返した。

「許容できる我儘にも限度があるの! もう! ルシルの馬鹿ぁぁぁぁぁ!」

若干涙を浮かべてるフェイトちゃんにとうとうルシル君もたじろいで、『す、すまん・・・』って謝っちゃった。このままじゃルシル君がフェイトちゃんに押され続けて負けてしまいそうだから、「ルシル君」って私が割って入る。

「ルシル君。ヴィヴィオを危ない目に遭わせるんだから、それ相応の安全も確保してくれているんだよね? というか、してなかったら私も全力で怒るから」

『っ!・・・ああ、もちろんだ。当然過ぎる疑問だぞ、なのは、それにフェイ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ