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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica24とある母親の覚悟〜Mother's love〜
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リサさん達を取り戻す・・・って言ってたの聞いたんだ。たぶん、僕たちが見たアリサさん達は・・・偽者』

『うん・・・。あっ、あああああああ! ちが、あの、なのはママ、フェイトママ、アリシアさん! 今の、ルシルさん達からなのはママ達にも内緒って言われてたの! だから内緒!』

『あっ、そうだった! 今の秘密! 内緒でお願い!』

ヴィヴィオとフォルセティからの懇願も頭に浸透しないほどの話の内容に、私はルシル君が示してくれたその事実に嬉し涙を流してしまう。ヴィヴィオが『なのはママ!?』って驚いたから私は「大丈夫。嬉しくて・・・」って努めて笑顔を向ける。

「でもこれ、すごいニュースだよ、なのは。はやて達にもすぐに伝えたいけど・・・」

「そのダメな理由って、私たちチーム海鳴の中にまだ偽者がいるかもしれないから、でしょ? 信じられないし信じたくないけど、警戒するのはしょうがないと思うよ、うん」

アリシアちゃんの言うことには理解も納得も出来る。アリサちゃんがいつ拉致されたのかも知れない上ひょっとしたら偽者と会って話をしていたかもしれない。それが恐ろしい。本物と偽者に気付けないなんて・・・。

『それでね、なのはママ、フェイトママ。さっきの続きなんだけど。わたし、わざと大隊に捕まろうかなって思ってる』

「え・・・?」「はい?」

フェイトちゃんとアリシアちゃんが目を丸くするけど、私はどこかそんな気はしてたことで、そこまで驚きはしなかった。ちょっと過保護なフェイトちゃんが「ダメ! 絶対ダメ! そんな危ない事、許さない!」って怒鳴った。

『でもフェイトママ! アリサさん達を取り戻せるチャンスかもしれないんだよ!』

「っ! だからって何をされるかも判らない連中に、ヴィヴィオを一時でも預けるなんて許せるはずない!」

『・・・判ってるよ。怖い事があるかもしれないって・・・。でももし、万が一にでもなのはママやフェイトママ、アリシアさん、はやてさん達の誰かが捕まって、偽者が本物のフリをするようなことがあったら・・・。それこそ絶対に嫌だもん!』

「ヴィヴィオ・・・!」

『フェイトママ・・・!』

どっちも引かないから睨み合いみたいになっちゃった。だから私とアリシアちゃんで「待って、落ち着こう!」って割って入ったら、フェイトちゃんから「なのはからもダメだって言ってあげて!」ってお叱りを受けた。

「えっと・・・」

「ほら、ヴィヴィオ。なのはもダメだって言うんだから、ちゃんと言う事を聞かないと・・・」

「え〜っと・・・、うん。ねえ、ヴィヴィオ。ヴィヴィオが言ってることがどれだけ危険で、ママ達やお友達に辛い思いをさせるかは・・・解かってる?」

ヴィヴィオだけの問題じゃないことは理解してるのだろうか
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