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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica24とある母親の覚悟〜Mother's love〜
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。偶然現場に居合わせた聖王教会教会騎士団所属、オランジェ・ロドデンドロン隊がこれを制圧しました』
テレビモニターに「あ、シャルちゃん!」達オランジェ・ロドデンドロンのメンバーの顔写真が映った。対最後の大隊となれば今はもう、管理局じゃなくて教会騎士団となってる。騎士団は、陸士隊の管轄区を無視して自由に捜査も追跡も出来るし、都市部での魔力出力制限も関係ない。局が後れを取るのは必至だった。
『聖王教会本部より、今回逮捕した最後の大隊のメンバーの身元が発表されました』
ニュースキャスターが読み上げていく名前には聞き覚えのある名前もいくつかあって、さらに『アリサ・バニングス、ミヤビ・キジョウ、ティアナ・ランスター。以上18名です』って、最後に読み上げられた名前を聞いて、私たちは持っていたスプーンを落とした。
「アリサ・・・」
「ティアナ・・・」
「ミヤビって、シャル達の局員時代の同僚の名前でしょ・・・?」
アリサちゃんやティアナ達の顔写真も映し出された。もう完全に犯罪者扱い。読み上げられた18名の内、15名がミッドチルダの局員、1名が本局、残り2人は魔導犯罪者だった。そして聖王教会騎士団団長、リカルド・トラバントのインタビューが流れた。
『我々と同じ、正義を執行する組織である時空管理局。その地上部隊の総本部であるミッドチルダ地上本部および各陸士部隊に所属する管理局員が、あろうことか殺人を前提に悪を裁くという愚考を働いているのはすでに周知の事実。最後の大隊に入り、すでに何件かの殺人事件を起こしている。到底看過できる問題ではない』
「「「・・・」」」
アリサちゃんやスバル、ティアナだって、絶対に望んで最後の大隊に下ったわけじゃない。そう大きな声で叫びたい。けど世間にはきっと届かない。最後の大隊が崩れ、アリサちゃん達が大隊に入った原因を解明しない限りは・・・。
『管理局と教会騎士団はかつて、プライソン戦役にて組織として分け隔てなく協力した。普段は管轄区を縄張りと称して醜く争っていた陸士隊もそんな問題を後回しにして、どこの部隊であろうとどの管轄区だろうと関係なく手を取り合って戦っていた。だというのに、いざ戦役が終われば元通り。以前ほどの縄張り意識は強くは無いようだが・・・。よもや犯罪者を多数も出すとは。ミッドチルダ地上部隊の歴史もそろそろ終わりが近いようだ。これまで逮捕した局員は口を揃えて言っていたよ。管理局に未来は無いと。ならば犯罪組織ではなく我々騎士団の元へ来てくれたら良かったのだが・・・。実に残念だよ。皆、素晴らしい魔導師だったのに』
トラバント団長のインタビュー映像が終わって、ニュースもそのまま終わった。さっきまでは温かかった食卓が完全に冷え切ってしまってた。このままじゃ本当にミッドの管理局組織が
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