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レーヴァティン
第七十五話 霧の都その十一
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るわよ」
「ファンタジーものはか」
「日本のものも中国のものも。ドイツのものもだし」
 こうした国々のものもというのだ。
「そしてアメリカもね」
「特にアメリカものには強そうだな」
「英文学科だからそう言うのね」
「ああ、けれどその通りだよ」
「そうよ。むしろイギリス英語よりもね」
「アメリカの英語の方がわかりやすいか」
「私にとってはね。実は違うところもあるのよ」
 同じ英語でもというのだ。
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