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レーヴァティン
第七十五話 霧の都その九
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わ、そしてね」
「ああ、俺達が来た理由もわかるな」
「遂にその時が来たのね」
 紅茶を飲み続けつつだ、魔術師は久志に言った。見れば黒く長いやや癖のある髪の毛をポニーテールにしている。億二重で切れ長の黒い瞳で睫毛は長く眉は細く奇麗なカーブを描いている。白い細面は唇はピンクで小さく身体は一五七程ですらりとしているが胸はかなり目立っている。その彼女が言うのだ。
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