暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2203話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
アンリの説明に、セイラはなるほどといったように頷く。
 勿論、ソロモンが何の役にも立たないという訳ではない。
 それこそ、アンリやシーマが言っていたように、防衛線として考えれば、かなり強固な要塞となるだろう。
 ……シャドウミラーにしてみれば、バルジ砲とかの主砲を遠距離から連続して発射すれば、それこそ何もさせないままで完封する事が出来そうだが。

「そうなると、宇宙において暫くの間は平穏な状況が続くと、そういう認識でいいですか?」
「はい。……ただし、それはあくまでも宇宙での話です。ルナツーしか拠点のない宇宙と違い、地球では連邦軍には大きな拠点となるべき基地が幾つもあります。そして、ジオン軍もまた既に占拠した北米やオデッサを始めとして幾つもの拠点を有しており、結果として……地球では激戦が予想されるかと」
「だろうな」

 地球に何度も行ってるだけに、俺もアンリの言葉には賛成する。
 実際、ハワイの近くで戦闘が起きた……という話も、聞いてはいる。
 とはいえ、あくまでもハワイの領海の外である以上、月に近づいてきた時のように、こっちから強制的に手を出すような真似は出来ないのだが。
 それに、水中用MSを使える者も、まだそんなに多くはないし。
 ……水中用MSは、やっぱり地上用のMSとかと比べると、色々と違うらしいんだよな。
 水深とかも、きちんと確認する必要があるし。
 でないと、最悪の場合は水圧によってMSが破壊されるという事にもなりかねない。
 そういう意味では、ズゴックにすぐに順応したヴェルナーって凄い。爺さんが漁師をやっていただけの事はある。

「なるほど。では、宇宙は膠着状態のままだと考えてもいいのかしら?」
「はい。ソロモンが出来た以上、余計に連邦軍も手を出しにくくなるでしょう。かといって、ジオン軍の方でも、今はルナツーを攻略するような余裕はない筈です」

 そう言いながら、アンリはこっちに視線を向けてくる。
 それが何を言いたいのかは、考えるまでもなく明らかだ。
 アンリにしてみれば、俺がグラナダを攻略した際に出た突撃機動軍の被害から、ジオン軍も迂闊な行動には出られないと、そう言いたいのだろう。
 とはいえ、本当にジオン軍がルナツーを攻略するつもりなら、やってやれない事もないと思うんだが。
 だが、それをやらないという事は、ルナツーはジオン軍にとってそこまで重要な代物ではないという事なのだろう。
 ……純粋に、どれだけの戦力があるのか分からないというのも、大きいと思うが。

「なるほど。では、ルナ・ジオンとしては……ソロモンに何かちょっかいを出す必要があると思いますか?」

 セイラのその言葉に、この場にいる者が様々な表情を浮かべる。

「アルテイシア様、一応の確認ですが、我らルナ・ジ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ